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Vectorworks 2023 動作環境

最終更新日:2023.05.16

 

  • 全ての仕様情報を掲載しているものではございません。

 

Vectorworks 2023を快適にご利用いただくための推奨動作環境をご案内いたします。

お使いのパソコンが以下の条件を満たしているかご確認ください。条件を満たしていない場合、Vectorworks 2023が正常に起動しない可能性がございます。Vectorworks 2023を快適にご使用いただくために条件を満たしたパソコンでご使用になることを強くお薦めいたします。

Vectorworks 2023 動作環境

▼ スタンドアロン版(永続ライセンス/サブスクリプション)

  Windows Mac
OS

Windows 11
Windows 10(64bit)

macOS 13 (Ventura)
macOS 12 (Monterey)
macOS 11 (Big Sur)

  エントリー ミドル(推奨) ハイエンド
目安となるデータの規模
  • 2D図面
  • 簡単な3Dモデリング
  • 詳細な2D図面
  • 詳細な3Dモデリング
  • 小中規模BIM
  • レンダリング
  • 詳細な2D図面
  • 非常に複雑かつ詳細な3Dモデリング
  • 大規模BIM
  • レンダリング
CPU
  • 3GHz以上の Intel Core i5、または AMD Ryzen 5、またはそれと同等以上のもの
  • Apple M1 以上
  • 6コア以上搭載で2GHz以上の Intel Core i7、または AMD Ryzen 7、またはそれと同等以上のもの
  • Apple M1 Pro 以上
  • 8コア以上搭載で3GHz以上の Intel Core i7、または AMD Ryzen 7、またはそれと同等以上のもの
  • Apple M1 Max 以上
  • ARM系プロセッサを搭載したWindows PCはサポートされていません。
メモリ 8GB以上 16GB以上 32GB以上
グラフィックス 以下の条件を満たすグラフィックカード
  • Windows: DirectX 11互換、2GB以上のVRAM
  • Mac (Intel): Metal GPUFamily 1以上、2GB以上のVRAM
  • Mac (Mシリーズ): M1 8GB以上
以下の条件を満たすグラフィックカード
  • Windows: DirectX 11互換、4GB以上のVRAM
  • Mac (Intel): Metal GPUFamily 1 v4以上、4GB以上のVRAM
  • Mac (Mシリーズ): M1 Pro 16GB以上
以下の条件を満たすグラフィックカード
  • Windows: DirectX 11互換、8GB以上のVRAM
  • Mac (Intel): Metal GPUFamily 2以上、8GB以上のVRAM
  • Mac (Mシリーズ): M1 Max 32GB以上
  • CPU内蔵グラフィックスは非推奨。やむをえずCPU内蔵グラフィックスを使用する場合は、Intel Iris、Iris Pro/Intel Iris Plus/Intel Iris Xeをご使用ください。Intel HD Graphics / Intel UHD Graphicsでは正常に動作しない場合があります。
ディスク容量

43GB以上(オプションライブラリ30GBを含む)

  • フラッシュストレージ(SSD)にVectorworksをインストールすることで動作速度が向上します。
画面解像度 1440 × 900 以上 1920 × 1080 以上
その他
  • インストール、起動、アクティベーション、アップデート、その他一部機能の利用のためのインターネット接続環境が必要です。
  • ご利用にあたり製品のユーザー登録、Vectorworksアカウントの登録が必要です。
  • 大文字と小文字を区別するファイルシステムはサポートされていません。
  • 日本語OS環境でご利用ください。
  • Redshiftを利用するレンダリングはRedshift動作環境をご確認ください。
  • 記載されている情報は2023年3月現在のものです。
  • ご利用のパソコンの各スペックの確認方法につきましては、こちらを合わせてご確認ください。
  • Vectorworksを導入する前にご使用のパソコン上で正常に動作するか、評価版を使用して確認することをお薦めします。

▼ ネットワーク版(永続ライセンス)

Vectorworks クライアント
動作環境

Vectorworks 2023 スタンドアロン版の動作環境に準じます。

スタンドアロン版との差異

Vectorworksクライアントから直接インターネット経由のアクティベーションは行いません。

Vectorworks Site Protection Server (ライセンス管理ソフトウエア)
  Windows Mac
OS

Windows 11
Windows 10 (64bit)
Windows Server 2012 R2 以上

macOS 13 (Ventura)
macOS 12 (Monterey)
macOS 11 (Big Sur)
macOS 10.15 (Catalina)
macOS 10.14 (Mojave)
macOS 10.13 (High Sierra)

起動認証方式

インターネット経由のアクティベーション

CPU

Intel Core 2 Duo以上

メモリ

4GB以上

ディスク容量

ハードディスク空容量 40MB以上

その他
  • サーバー専用のパソコンを推奨します。
  • アクティベーションのためのインターネット接続環境が必要です。
  • TCP/IPプロトコルが必要です。
  • 100Mbps以上の速度のネットワーク回線が必要です。
  • サーバー/クライアント型のネットワーク環境、またはそれに準じたネットワークが整備された環境が必要です。
    • サーバーとクライアントは同一ネットワーク上で使用してください。
  • サーバーアプリケーション管理のためのブラウザソフトが必要です。
    • サーバー管理画面は英語表記になります。
  • 対応クライアントアプリケーション
    • Vectorworks 2018〜2023 ネットワーク版
    • Vectorworks 2015~2017 サイトプロテクションネットワーク版
    • Vectorworks 2014 ネットワーク版 シリーズG
  • 記載されている情報は2023年3月現在のものです。

▼ 学生単年度版

動作環境

Vectorworks 2023 スタンドアロン版の動作環境に準じます。

スタンドアロン版との差異

Vectorworks学生単年度版は1ライセンスで1台のパソコンにインストールできます。

▼ Redshift 動作環境

「Redshift by Maxon」レンダリングスタイルは、コンピューターのGPUとCPUを使用してフォトリアリスティックレンダリングを実行します。
動作要件を満たす場合、RedshiftはコンピューターのGPUをレンダリングに使用します。GPUが要件を満たさない場合は、コンピューターのCPUのみがRedshiftレンダリングの実行に使用されます。

GPUとCPUを使用
  Windows Mac
  最小 推奨 最小 推奨
CPU SSE2対応のプロセッサ
(Pentium4以上)
3.0GHz以上のIntel Core i7
または Xeon、またはそれと同等以上のもの
Apple M1
  • 3.0GHz以上のIntel Core i7
    または Xeon、またはそれと同等以上のもの
  • Apple M1 Max以上
メモリ 8GB 16GB 8GB
(CPUがM1の場合は16GB)
16GB以上
(CPUがM1 Maxの場合は32GB以上)
グラフィックス 8GB以上のVRAMを搭載した
CUDA5.0以上のNVIDIAのシングルGPU
16GB以上のVRAMを搭載した
CUDA7.0以上のNVIDIAのマルチGPU
Apple M1、もしくは8GB以上のVRAMを搭載した
AMD Navi、あるいはVega以降のシングルGPU
Apple M1 Max以上、もしくは8GB以上のVRAMを搭載した
AMD Navi、あるいはVega以降のマルチGPU
CPUのみ使用
  Windows Mac
OS Windows 10(64bit)以降 macOS 11.5(Big Sur)以降
CPU SSE2対応のプロセッサ以上(Pentium4以上) Apple M1以上
メモリ 8GB以上 16GB以上
  • 記載されている情報は2023年3月現在のものです。
  • Redshiftレンダリングの詳細やRedshiftをサポートしているAMD GPUについての情報は、こちらをご確認ください。

インストーラー ダウンロード

内容 OS 更新日
Vectorworks 2023 Windows用インストーラー
(スタンドアロン版/ネットワーク版クライアント/サブスクリプション/学生単年度版 共用)
Windows 2023.01.13 ダウンロード
Vectorworks 2023 Mac用インストーラー
(スタンドアロン版/ネットワーク版クライアント/サブスクリプション/学生単年度版 共用)
Mac 2023.01.13 ダウンロード
Vectorworks ネットワーク版用 ライセンス管理ソフトウエア インストーラー Mac/Windows 2023.01.13 ダウンロード

最新版サービスパック

内容 OS 更新日
Vectorworks 2023 ServicePack 8 Mac/Windows 2024.02.20 詳細はこちら

快適にお使いいただくために

以下は、Vectorworksの開発元であるVectorworks, Inc.の技術情報を元に、Vectorworks 2023を快適にお使いいただくために必要な情報をまとめています。

グラフィックスコントローラについて

いくつかのVectorworks 2023 の機能は、高いグラフィックスハードウエアの性能を必要とします。さらに新しいVectorworksグラフィックスモジュール (Vectorworks Graphics Module)でもたらされるグラフィックス性能・品質は、グラフィックスコントローラの速度、VRAMの量、そして拡張機能に直接依存します。これらの機能は、対応したハードウエアで使用すると非常に高速かつ滑らかな操作感をもたらしますが、古い、または適合しないハードウエアで用いると、顕著に動作が遅くなります。

グラフィックスコントローラは以下の3種類があります。

  • グラフィックスボード: ボードタイプでパソコンの拡張スロットに増設されています。
  • 単体グラフィックス: チップタイプでマザーボード上に取り付けられています。
  • CPU内蔵グラフィックス: CPUと一体タイプでCPUに内蔵されています。

CPU内蔵グラフィックスを使用した場合、複雑で大量の図形を使用すると表示速度が低下する場合があります。やむをえずCPU内蔵グラフィックスを使用する場合は、Intel Iris、Iris Pro/Iris Plus/Iris Xeをご使用ください。Intel HD Graphics / Intel UHD Graphicsは、問題が発生する可能性が高いためご使用は避けてください。

  • Windows環境で、NVIDIAグラフィックスをご利用の場合は合わせてこちらの設定手順を、AMDグラフィックスをご利用の場合は合わせてこちらの設定手順をご参考ください。
  • Mac環境でMacbook Proをご利用の場合は、合わせてこちらの設定手順を参考ください。
Windowsのグラフィックス環境について

NVIDIA、またはAMD製のチップを搭載したグラフィックスボードの使用を推奨します。評価検証済みのグラフィックスボードについては、こちらのサイトの情報をご参照ください。

推奨しないグラフィックスコントローラについては、動作環境の「グラフィックス」欄をご参照ください。

ノートパソコン/ビジネス用デスクトップパソコンでは、単体グラフィックスを搭載した機種を推奨します。CPU内蔵グラフィックスに比べ、より高い操作感を得ることができます。

なお、グラフィックスコントローラの性能に依存するレンダリングモードの種類については「各種レンダリングのハードウエア依存について」の情報をご参照ください。

  • Windows環境で、NVIDIAグラフィックスをご利用の場合は合わせてこちらの設定手順を、AMDグラフィックスをご利用の場合は合わせてこちらの設定手順をご参考ください。
Macのグラフィックス環境について
  • Mac Pro:NVIDIA、またはAMD製のチップセットを搭載したグラフィックスボードを推奨
  • MacBook関連 / iMac / Mac Mini:単体グラフィックスを搭載した機種を推奨
  • Mac(Mシリーズチップ搭載機):M1 8GB以上を推奨

Apple Mシリーズチップ搭載のMacは一般的な処理とグラフィック処理のためのメモリを共有しています。従来のシステムよりメモリ容量を大きくすることを推奨します。

Mac環境でMacbook Proをご利用の場合は、合わせてこちらの設定手順もご参考ください。

Iris、Iris Pro/Iris Plus/Iris Xeでのご使用について

Intel製CPU内蔵グラフィックスのIris、Iris Pro/Iris Plus/Iris Xe環境でVectorworks 2023 をご使用になる場合は、Vectorworks 2023 のグラフィックス設定を以下のように設定してください。2D描画時の安定性が向上します。

  • ツールメニュー > オプション > 環境設定 > 画面タブ > グラフィックス処理を加速 のチェックをオフ
動作対象外のグラフィックス環境について
  • NVIDIA NVSシリーズ/ATI Radeon HD 4550/Intel GMAは動作対象外です。
  • Intel HD Graphics/UHD Graphicsは、問題が発生する可能性が高いためご使用は避けてください。
シェイドレンダリング及びマルチビューについて

OpenGLレンダリングモードは、シェイドレンダリングモードへ名称が変更になりました。WindowsはDirectX 11互換、MacはMetal GPUFamily1以上のグラフィックスコントローラをご使用ください。この要件を満たさない場合は、シェイドモードでレンダリングを実行すると機能が制限され、機能しません。

シェイドの影と輪郭のレンダリングや、全てのウィンドウを異なる表示設定で使用するマルチビューはVRAMを大幅に使うため、最低でも2GB、できれば4GB以上のVRAMを必要とします。特に以下の機能を組み合わせて、シェイドの影や輪郭をフルに活用したいと考え、かつ、お使いのグラフィックスコントローラが2GB未満のVRAMしか搭載していない場合は、グラフィックスコントローラをアップグレードすることをお奨めします。

  • 数多くの光源
  • 点光源
  • イメージ/反射/透過 テクスチャ
  • アンチエイリアス
  • 高品質の影
  • 大量の図形
  • 複雑な図形
VRAM(ビデオメモリ)について

Vectorworks 2023 を十分に動作させるのに必要なVRAMの量は、使用するディスプレイのサイズとファイルの複雑さに依存します。

標準解像度が1920 x 1080以下の中程度のサイズのディスプレイでは、少なくとも2GBのVRAMを搭載したグラフィックスコントローラを使用してください。30インチ以上などの大きいディスプレイでは少なくとも3GB以上、できれば4GB以上のVRAMを搭載した新しいグラフィックスコントローラを使う必要があります。

マルチディスプレイや高解像度ディスプレイを使用する場合、同じファイルで滑らかさを保つためには、より多くのVRAMが必要になります。

  • エントリー: 16GBユニファイドメモリ(Mシリーズ)、4GB以上のVRAMを推奨
  • ミドル: 32GBユニファイドメモリ(Mシリーズ)、8GB以上のVRAMを推奨
  • ハイエンド: 64GBユニファイドメモリ(Mシリーズ)、12GB以上のVRAMを推奨
高解像度ディスプレイについて

MacにはRetinaディスプレイや5Kディスプレイを、Windowsには4Kディスプレイを搭載している機種があります。これらの機種でRenderworksレンダリングを行うと、画面の解像度に合った高精細なレンダリングを行うことができます。反面、生成するピクセル数が多くなるため標準的なディスプレイと比較すると3~4倍のレンダリング時間が必要となります。

macOS 11 (Big Sur)以前のRetina、または5Kディスプレイを搭載している機種でRenderworksレンダリングを高速化したい場合は、Vectorworks 2023 アプリケーションアイコンをCtrlキー+クリックしてコンテキストメニューから「情報を見る」を選択し、「低解像度で開く」をチェックしてください。チェックすることにより標準的な解像度でレンダリングされるようになり、レンダリング時間を抑制することができます。

  • macOS 12 (Monterey)以降では、「低解像度で開く」機能は利用できません。
グラフィックスドライバーについて

古いバージョンのグラフィックスドライバーを使用すると、問題が発生する場合があります。Vectorworks 2023 を使用する前に、まずグラフィックスドライバーを最新のバージョンへアップデートしてください。

動作確認済みのグラフィックスコントローラについて

こちらのサイトで、動作確認済みのグラフィックスコントローラをご案内しています。

リモート環境および仮想マシンについて

Vectorworks 2023 は、リモート環境および仮想化環境で動作します。動作環境に記載の条件を十分に満たすリソースがVectorworksに与えられていれば仮想化技術を使用して運用することが可能です。

リモート環境および仮想化システムを使用するには、お客様ご自身で仮想化システムのための環境構築を行っていただくか、外部のIT専門業者等に依頼して環境を整えていただく必要があります。当社ではシステム環境の構築や設定、トラブル等のサポートはいたしかねます。

Vectorworksはグラフィカルなアプリケーションであるため、高品質のグラフィックスサポートが必要となります。動作環境に記載の推奨グラフィックスをご参照いただき、仮想GPU(vGPU)をご検討ください。Vectorworksが仮想化環境で正常に動作するには、十分なグラフィックサポートが必要です。

十分なネットワーク環境(広帯域幅、低レイテンシ)も仮想化環境でVectorworksを快適にお使いになるためには重要です。

  • ネットワーク版を仮想化環境で利用するには、特別なお手続きが必要です。新規導入をご検討のお客様は弊社営業部まで、または現在ご利用中のお客様はカスタマーサポートデスクまでお問い合わせください。
インストールについて
  • スタンドアロン版は1ライセンスで1ユーザーが使用している2台のパソコンにインストールできます。ただし同時起動はできません。
  • ネットワーク版クライアントはインストール台数の制限はありません。
  • Vectorworks 学生単年度版は1ライセンスで1台のパソコンのみインストールできます。
  • Windows、Macの両プラットフォームに対応しています。
  • スタンドアロン版、学生単年度版、サブスクリプションライセンスの起動にはインターネット経由のアクティベーションが必要です。
    アクティベーションに関する詳しい情報やトラブルシューティングについては、ソフトウエアのライセンス認証について をご参照ください。
OSのアップデートについて

リリース時にご案内しているOS(オペレーティングシステム)のバージョンを最低動作環境として推奨します。OSに起因する問題が発見された場合には、問題解決の最初の手順として、 OSのアップデートをお願いする場合があります。

32bit OSについて

Vectorworks 2023 は64bitアプリケーションです。32bit OSには対応しておりません。

動作の最適化について
  • 大容量のファイルと複雑なレンダリングモードを用いて作業する場合、 最低でも16GBのメモリを搭載して使用することを強く推奨します。メモリの容量が不足すると、Vectorworks 2023 は仮想メモリを使用することで動作し続けますが、ハードディスクにアクセスするため動作速度は著しく低下します。また、メモリの容量が極端に不足すると、十分なメモリ容量があれば完了する操作の場合にもエラーが発生する場合があります。
  • 高速なハードディスクドライブを使用することで、仮想メモリ使用時にシステムの動作速度を若干向上させることができます。
  • CPUのクロック速度が高速であるほどVectorworks 2023 の操作感が向上します。
  • インストールに必要なハードディスクドライブの容量は、プログラムのみで12.5GB必要です。オプションライブラリのインストールには、さらに30GB必要となります。オプションライブラリの一部をインストールしないことで、容量を削減することができます。
Project Sharing Server (プロジェクト共有サーバー) 2023 動作環境
  Windows Mac
OS

Windows 11
Windows 10 (64bit)
Windows Server 2012 以上

  • 32bit OSは非対応

macOS 13 (Ventura)
macOS 12 (Monterey)
macOS 11 (Big Sur)
macOS 10.15 (Catalina)
macOS 10.14 (Mojave)
macOS 10.13 (High Sierra)
macOS 10.12 (Sierra)

  • プロジェクト共有サーバーは、ネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイスなどのDockerをサポートする任意のシステムにもインストールできます。
CPU

Intel Core 2 Duo以上

メモリ

4GB以上

ネットワーク環境

推奨: 1Gbit/sのイーサネットワーク
(最小: 100Mbit/sのイーサネットが必要です。アップロード時は最低50Mbit/s)

同一LAN上で共有する場合、サーバーベースの共有を推奨します。
プロジェクト共有サーバーが使用するネットワークポートをファイアウォールで許可する必要があります。デフォルトのポートは22001です。
ネットワークはHTTP 1.1 Standardをサポートする必要があります。

その他
  • フラッシュストレージ(SSD)にインストールすることで動作速度が向上します。
  • 大文字と小文字を区別するファイルシステムはサポートされていません。
  • プロジェクト共有機能は、Vectorworks Fundamentalsでは利用できません。
プロジェクト共有機能とネットワーク回線の速度について

ネットワークを通じてプロジェクト共有作業を行う場合、Vectorworks 2023 のパフォーマンスはネットワーク回線の速度に左右されます。ネットワーク回線速度が十分でない場合は、プロジェクトファイルに変更を反映させる操作やローカルのワーキングファイルの更新操作など、ネットワーク越しに大量のデータを送信するような操作を実行すると、速度が低下します。

最低でも100Mbpsの速度のネットワーク回線の使用を推奨します。大きなプロジェクトの場合は、高速で、滑らかな動作を得るために、1Gbpsの速度のネットワーク回線を強く推奨します。遅いネットワーク環境でも、大量のデータを送信する操作を最小限に抑えることで十分ご使用いただくことができます。

  • プロジェクト共有機能は、Vectorworks Fundamentalsでは利用できません。

クラウドストレージを使用するプロジェクト共有には、高速インターネット接続(50Mbps以上)が必要です。この共有方法は、小規模なチームや小規模なプロジェクトで効果的です。大規模なチームや大規模なプロジェクトにはお勧めできません。プロジェクトの共有には一般的に高速ネットワーク接続が必要ですが、ネットワークを介して大量のデータを転送する操作(プロジェクトファイルへの変更の反映やローカルの作業ファイルの更新など)を最小限に抑えることで、十分な操作感が提供されます。DropboxでLAN同期を有効にすると、速度が大幅に向上することが期待できます。これは、プロジェクト共有のためのクラウドベースの共有ソリューションとして推奨されます。

下表に、異なる帯域幅およびプロジェクトファイルサイズに対する反映、および更新動作中のデータ転送時間の例を示しています。

プロジェクトファイルサイズ ネットワーク回線速度
(ダウンロード/アップロード)
反映/更新データ転送速度
100MB 50Mbps ~20s
100Mbps ~10s
1Gbps ~1s
500MB 50Mbps ~100s
100Mbps ~50s
1Gbps ~5s
1GB 50Mbps ~200s
100Mbps ~100s
1Gbps ~10s
各種レンダリングのハードウェア依存について

Renderworksレンダリングでは、Maxon社製のCinewareエンジンを使用しています。Cinewareは完全に64bit化されているため128GB以上のメモリや、Renderworksレンダリングモードでマルチコア(複数CPUコア)を活用することができます。シェイド、ワイヤーフレーム、隠線レンダリングはCinewareエンジンを用いていないため、Renderworksレンダリングほどメモリを消費しません。

下表に、レンダリングモードの種類と、レンダリング操作を行う際にプロセッサ(CPU)を使用するか、グラフィックスコントローラ(GPU)を使用するかを示しています。

レンダリングモード グラフィックスコントローラ
(GPU)
プロセッサ(CPU)
2D/ワイヤーフレーム 使用 使用 - シングルコアで動作
シェイド 使用 不使用
隠線 不使用 使用 - マルチコアで動作
ポリゴン/仕上げポリゴン 不使用 使用 - シングルコアで動作
簡易Renderworks/仕上げRenderworks/カスタムRenderworks 不使用 使用 - マルチコアで動作

上表から分かるように、グラフィックスコントローラのリソースを使用するレンダリングモードはシェイドとワイヤーフレームのみです。他のレンダリングモードはグラフィックスコントローラに依存しないため、グラフィックスコントローラをアップグレードしても、シェイドとワイヤーフレーム以外ではレンダリング速度や品質は向上しません。(注意: レンダリングモードではありませんが、グラフィックスコントローラは2D/平面ビューおよび通常の2Dナビゲーショングラフィックスに直接影響します)

逆に、各種Renderworksレンダリングモードは主にCPUを使用し、マルチコアを使用することができます。このため、これらのモードでレンダリング速度を向上させるには、より上位のCPUにすると効果的です。 ワイヤーフレームモードは、グラフィックスコントローラのアップグレードと、よりパワフルなCPUの両方で効果がありますが、グラフィックスコントローラに依存する度合いが高くなります。

Redshiftレンダリングについて

「Redshift by Maxon」レンダリングスタイルは、コンピューターのGPUとCPUを使用してフォトリアリスティックレンダリングを実行します。

動作要件を満たす場合、RedshiftはコンピューターのGPUをレンダリングに使用します。GPUが要件を満たさない場合は、コンピューターのCPUのみがRedshiftレンダリングの実行に使用されます。

Redshiftが利用可能かどうかはRenderworksスタイルの編集ダイアログボックスに表示されるメッセージで確認できます。Redshiftを選択しても使用できない場合、代わりにカスタムRenderworksレンダリングスタイルが使用されます。

RedshiftをサポートしているAMD GPUについて

RedshiftをサポートしているAMD GPUは以下の通りです。

  • MacBook Pro:
    Radeon Pro Vega 16/20
    Radeon Pro 5500M/5600M
  • iMac:
    Radeon Pro Vega 48
    Radeon Pro 5500XT/5700/5700XT
  • iMac Pro:
    Radeon Pro Vega 56/64
  • MacPro:
    Radeon Pro Vega II/Vega II Duo
    Radeon Pro W5500X/W5700X
    Radeon RX 6800/6800XT/6900XT
    Radeon W6800X MPX
  • Thunderbolt eGPUs:
    Radeon RX Vega 56/64
    Radeon Pro WX 9100
    Radeon VII
    Radeon RX 5500/5500XT/5600XT/5700/5700XT
    Radeon RX 6800/6800XT/6900XT
    Radeon W6800X MPX
他社製レンダリングアプリケーションとの連携について

Vectorworks 2023 は、リアルタイムレンダリングアプリケーションの Lumion、Enscape、Twinmotion、Omniverseと連携して利用することができます。
これらの他社製レンダリングアプリケーションは、それぞれ独自のハードウェア要件が設けられています。
ご利用の際は、Vectorworks 2023 の推奨動作環境と合わせて、連携するアプリケーションの要求スペックもご考慮ください。

詳しくは、各リンク先の情報(外部サイト/英語)をご参照ください。

また、連携先のアプリケーションの操作方法等につきましては、各ソフトウエアメーカーへお問い合わせください。

カスタマーサービス

カスタマーサービスデスクは弊社ソフトのユーザー登録をはじめ、ご登録内容についてご相談いただく窓口です。また、製品のバージョンアップなど手続き全般をご案内しています。

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サポート受付状況

Vectorworksをはじめとした、弊社取り扱い製品のテクニカルサポート受付状況を掲載しています。お手持ちの製品をご確認のうえお問い合わせください。

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お問い合わせ

テクニカルサポートデスクでは、弊社取扱い製品の操作上のご質問や動作トラブルなど、サポート情報についてのご質問を承ります。お問い合わせは、専用のフォームにて受け付けております。

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