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Vectorworks 2022 推奨動作環境

最終更新日:2023.02.07
  • 全ての情報を掲載しているものではありません。

Vectorworks 2022を快適にご利用いただくための推奨動作環境をご案内いたします。

お使いのパソコンが以下の条件を満たしているかご確認ください。条件を満たしていない場合、Vectorworks 2022が正常に起動しない可能性がございます。Vectorworks 2022を快適にご使用いただくために条件を満たしたパソコンでご使用になることを強くお薦めいたします。

Vectorworks 2022 動作環境

▼ スタンドアロン版(永続ライセンス/サブスクリプション)

  Windows Mac
OS

Windows 11

Windows 10(64bit)

  • 32bit OSは非対応

macOS 12 (Monterey)
macOS 11 (Big Sur)
macOS 10.15 (Catalina)

  エントリー ミドル(推奨) ハイエンド
目安となるデータの規模
  • 2D図面
  • 簡単な3Dモデリング
  • 詳細な2D図面
  • 詳細な3Dモデリング
  • 小中規模BIM
  • レンダリング
  • 詳細な2D図面
  • 非常に複雑かつ詳細な3Dモデリング
  • 大規模BIM
  • レンダリング
CPU
  • 3GHz以上の Intel Core i5、または AMD Ryzen 5、またはそれと同等のもの
  • Apple M1 以上
  • 6コア以上搭載で2GHz以上の Intel Core i7、または AMD Ryzen 7、またはそれと同等のもの
  • Apple M1 Pro 以上
  • 8コア以上搭載で3GHz以上の Intel Core i7、または AMD Ryzen 7、またはそれと同等のもの
  • Apple M1 Max 以上
メモリ 8GB以上 16GB以上 32GB以上
グラフィックス 2GB以上のVRAMを搭載した以下の条件を満たすグラフィックカード 4GB以上のVRAMを搭載した以下の条件を満たすグラフィックカード 8GB以上のVRAMを搭載した以下の条件を満たすグラフィックカード
  • CPU内蔵グラフィックスの場合、Iris、Iris Pro/Intel Iris Plus/Intel Iris Xeグラフィックスを推奨します。Intel HD Graphics / Intel UHD Graphicsでは正常に動作しない場合があります。
  • グラフィックカード、または単体グラフィックスを推奨します。
  • 過去3年間に販売されていたグラフィックカードを推奨します。
  • マルチビューのすべてのウインドウを異なる表示設定で使用する場合、2GB以上のVRAMを搭載したグラフィックカードが必要です。
  • 大きなファイル容量の場合は4GB以上のVRAMを推奨します。
  • NVIDIA NVSシリーズ/ATI Radeon HD 4550/Intel GMAは動作対象外です。
  • Redshiftを利用するレンダリングはRedshift動作環境をご確認ください。
  • ドライバーは最新にアップデートしてご使用ください。
  • 詳細は各パソコンメーカー、または販売店等へお問い合わせください。
HDD

ハードディスク空容量 41GB以上(オプションライブラリ31GBを含む)

  • フラッシュストレージ(SSD)にVectorworksをインストールすることで動作速度が向上します。
画面解像度

推奨1920 x 1080以上 (最小1440 x 900) 4K・Retinaディスプレイ対応

インストール
  • 製品版は1ライセンスで1ユーザーが使用している2台のパソコンにインストールできます。ただし同時起動はできません。
  • Windows、Macの両プラットフォームに対応しています。
  • 起動にはインターネット経由のアクティベーションが必要です。アクティベーションに関する詳しい情報やトラブルシューティングについては、「ソフトウエアのライセンス認証について」をご参照ください。
  • インストールメディアは付属しません。インストールプログラムは専用サイトからダウンロードしていただきます。
    ダウンロードができない場合は、別途「Vectorworks 2022 インストールメディア(USB)」¥4,950(税込)型番:P27001が必要です。
その他
  • ご使用にあたり製品のユーザー登録が必要です。
  • インストール、アクティベーションのためのインターネット接続環境が必要です。
  • Vectorworksアカウントの作成、サインインが必要です。
  • インターネット接続可能な環境でご利用の場合、Vectorworksアカウントの登録が必要です。
  • 日本語OS環境でご利用ください。
  • 大文字と小文字を区別するファイルシステムはサポートされていません。
  • PDF閲覧のためのPDF閲覧ソフトが必要です。
  • ヘルプ閲覧のためのブラウザが必要です。
  • Mac版インストーラーはRosetta 2エミュレーションで動作します。
  • 記載されている情報は2021年11月現在のものです。
  • ご利用のパソコンの各スペックの確認方法につきましては、こちらを合わせてご確認ください。
  • Vectorworksを導入する前にご使用のパソコン上で正常に動作するか、評価版を使用して確認することをお薦めします。

▼ ネットワーク版(永続ライセンス)

Vectorworks クライアント
動作環境

Vectorworks 2022 スタンドアロン版の動作環境に準じます。

スタンドアロン版との差異

Vectorworksクライアントから直接インターネット経由のアクティベーションは行いません。

Vectorworks Site Protection Server (ライセンス管理ソフトウエア)
  Windows Mac
OS

Windows 10 (64bit)
Windows Server 2019 (64bit)
Windows Server 2016 (64bit)
Windows Server 2012 R2 (64bit)

  • 32bit OSは非対応

macOS 11 (Big Sur)
macOS 10.15 (Catalina)
macOS 10.14 (Mojave)
macOS 10.13 (High Sierra)

起動認証方式

インターネット経由のアクティベーション

  • ドングルタイプの選択も可能です。ドングルタイプの注意事項は「その他」をご確認ください。
CPU

Intel Core 2 Duo以上

メモリ

4GB以上

HDD

ハードディスク空容量 40MB以上

その他
  • サーバー専用のパソコンを推奨します。
  • インターネット接続環境が必要です。
  • TCP/IPプロトコルが必要です。
  • 100Mbps以上の速度のネットワーク回線が必要です。
  • サーバー/クライアント型のネットワーク環境、またはそれに準じたネットワークが整備された環境が必要です。
    • サーバーとクライアントは同一ネットワーク上で使用してください。
  • 対応クライアントアプリケーション
    • Vectorworks 2018〜2022 ネットワーク版
    • Vectorworks 2015~2017 サイトプロテクションネットワーク版
    • Vectorworks 2014 ネットワーク版 シリーズG
  • サーバーアプリケーション管理のためのブラウザソフトが必要です。
    • サーバー管理画面は英語表記になります。
  • インストールメディアは付属しません。インストールプログラムは専用サイトからダウンロードしていただきます。
    ダウンロードができない場合は、別途「Vectorworks 2022 インストールメディア(USB)」¥4,950(税込)型番:P27001が必要です。
  • ドングルタイプをご希望の場合は、「ネットワーク版 認証用USBドングル」¥11,000(税込)型番:P27100の同時購入が必要です。
  • ドングルタイプにはCDまたはDVDドライブ及びドングル用USBポートが必要です。
  • 記載されている情報は2021年11月現在のものです。

▼ Redshift

Redshift by Maxonは、GPUを使用してレイトレーシングを効率的に実行します。 Redshiftには、次の特定のシステム要件があります。

  Windows Mac
OS

Windows 10(64bit)

macOS 11.3 (Big Sur)以降

CPU 最小 SSE2対応のプロセッサ(Pentium4以上) 最小 Apple M1
推奨
  • 3.0GHz以上のIntel Core i7 または Xeon または、それと同等のもの
推奨
  • 3.0GHz以上のIntel Core i7 または Xeonまたは、それと同等のもの
  • Apple M1
メモリ 最小 8GB 最小 8GB(CPUがM1の場合は16GB)
推奨 16GB 推奨 16GB
グラフィックス 最小 8GB以上のVRAMを搭載したCUDA5.0以上のNVIDIAの
シングルGPU
最小 Apple M1もしくは8GB以上のVRAMを搭載したAMD Navi
あるいはVegaのシングルGPU
推奨 10GB以上のVRAMを搭載したCUDA7.0以上のNVIDIAの
マルチGPU
推奨 Apple M1もしくは8GB以上のVRAMを搭載したAMD Navi
あるいはVegaのマルチGPU
 

macOS11.3以降でサポートされているAMD GPUのリスト

MacBook Pro
  • Radeon Pro Vega 16/20
  • Radeon Pro 5500M/5600M
iMac
  • Radeon Pro Vega 48
  • Radeon Pro 5500XT/5700/5700XT
iMac Pro
  • Radeon Pro Vega 56/64
MacPro
  • Radeon Pro Vega II / Vega II Duo
  • Radeon Pro W5500X/W5700X
  • Radeon RX 6800/6800XT/6900XT
Thunderbolt eGPUs
  • Radeon RX Vega 56/64
  • Radeon Pro WX 9100
  • Radeon VII
  • Radeon RX 5500/5500XT/5600XT/5700/5700XT
  • Radeon RX 6800/6800XT/6900XT
  • 記載されている情報は2021年10月現在のものです。

インストーラ ダウンロード

内容 OS 更新日
Vectorworks2022 Windows用インストーラ
(スタンドアロン版/ネットワーク版クライアント/学生単年度版 共用)
Windows 2022.01.14 ダウンロード
Vectorworks2022 Mac用インストーラ
(スタンドアロン版/ネットワーク版クライアント/学生単年度版 共用)
Mac 2022.01.14 ダウンロード
Vectorworks ネットワーク版用 ライセンス管理ソフトウエア インストーラ Mac/Windows 2022.01.14 ダウンロード

最新版サービスパック

内容 OS 更新日
Vectorworks 2022 ServicePack 6 Mac/Windows 2023.02.07 詳細はこちら

快適にお使いいただくために

以下は、Vectorworksの開発元であるVectorworks, Inc.の技術情報を元に、Vectorworks 2022を快適にお使いいただくために必要な情報をまとめています。

グラフィックスコントローラについて

いくつかのVectorworks2022の機能は、高いグラフィックスハードウエアの性能を必要とします。さらに新しいVectorworksグラフィックスモジュール (Vectorworks Graphics Module)でもたらされるグラフィックス性能・品質は、グラフィックスコントローラの速度、VRAMの量、そして拡張機能に直接依存します。これらの機能は、対応したハードウエアで使用すると非常に高速かつ滑らかな操作感をもたらしますが、古い、または適合しないハードウエアで用いると、顕著に動作が遅くなります。

グラフィックスコントローラは以下の3種類があります。

  • グラフィックスボード: ボードタイプでパソコンの拡張スロットに増設されています。
  • 単体グラフィックス: チップタイプでマザーボード上に取り付けられています。
  • CPU内蔵グラフィックス: CPUと一体タイプでCPUに内蔵されています。
  • Windows環境で、NVIDIAグラフィックスをご利用の場合は合わせてこちらの設定手順を、AMDグラフィックスをご利用の場合は合わせてこちらの設定手順をご参考ください。
  • Mac環境でMacbook Proをご利用の場合は、合わせてこちらの設定手順を参考ください。
Windowsのグラフィックス環境について

NVIDIA、またはAMD製のチップを搭載したグラフィックスボードの使用を推奨します。評価検証済みのグラフィックスボードについては、こちらのサイトの情報をご参照ください。

推奨しないグラフィックスコントローラについては、動作環境の「グラフィックス」欄をご参照ください。

ノートパソコン/ビジネス用デスクトップパソコンでは、単体グラフィックスを搭載した機種を推奨します。CPU内蔵グラフィックスに比べ、より高い操作感を得ることができます。

CPU内蔵グラフィックスを使用した場合、複雑で大量の図形を使用すると表示速度が低下する場合があります。やむをえずCPU内蔵グラフィックスを使用する場合は、Iris、Iris Pro/Iris Plus/Iris Xeをご使用ください。その他(Intel HD系)は、問題が発生する可能性が高いためご使用は避けてください。

なお、グラフィックスコントローラの性能に依存するレンダリングモードの種類については「各種レンダリングのハードウエア依存について」の情報をご参照ください。また、NVIDIAグラフィックスをご利用の場合は、合わせてこちらの設定手順を、AMDグラフィックスをご利用の場合は合わせてこちらの設定手順をご参考ください。

Macのグラフィックス環境について
  • Mac Pro:NVIDIA、またはAMD製のチップセットを搭載したグラフィックスボードを推奨
  • MacBook関連 / iMac / Mac Mini:単体グラフィックスを搭載した機種を推奨

やむをえずCPU内蔵グラフィックスを使用する場合は、Iris、Iris Pro/Iris Plusをご使用ください。その他(Intel HD系)は、問題が発生する可能性が高いためご使用は避けてください。

また、Macbook Proをご利用の場合は、合わせてこちらの設定手順もご参考ください。

Iris、Iris Pro/Iris Plus/Iris Xeでのご使用について

Intel製CPU内蔵グラフィックスのIris、Iris Pro/Iris Plus/Iris Xe環境でVectorworks2022をご使用になる場合は、Vectorworks2022のグラフィックス設定を以下のように設定してください。2D描画時の安定性が向上します。

  • ツールメニュー > オプション > 環境設定 > 画面タブ > グラフィックス処理を加速 のチェックをオフ
グラフィックスドライバーについて

古いバージョンのグラフィックスドライバーを使用すると、問題が発生する場合があります。Vectorworks2022を使用する前に、まずグラフィックスドライバーを最新のバージョンへアップデートしてください。

VRAM(ビデオメモリ)について

Vectorworks2022を十分に動作させるのに必要なVRAMの量は、使用するディスプレイのサイズとファイルの複雑さに依存します。

標準解像度が1920 x 1080以下の中程度のサイズのディスプレイでは、少なくとも2GBのVRAMを搭載したグラフィックスコントローラを使用してください。30インチ以上などの大きいディスプレイでは少なくとも3GB以上、できれば4GB以上のVRAMを搭載した新しいグラフィックスコントローラを使う必要があります。

動作確認済みのグラフィックスコントローラについて

こちらのサイトで、動作確認済みのグラフィックスコントローラをご案内しています。

シェイドについて

OpenGLレンダリングモードは、シェイドレンダリングモードへ名称が変更になりました。WindowsはDirectX 11互換、MacはMetal GPUFamily1以上のグラフィックスコントローラをご使用ください。この要件を満たさない場合は、シェイドモードでレンダリングを実行すると機能が制限されたり、機能しない場合があります。

シェイドの影と輪郭のレンダリングはVRAMを大幅に使うため、最低でも2GB、できれば4GB以上のVRAMを必要とします。特に以下の機能を組み合わせて、シェイドの影や輪郭をフルに活用したいと考え、かつ、お使いのグラフィックスコントローラが2GB未満のVRAMしか搭載していない場合は、グラフィックスコントローラをアップグレードすることをお奨めします。

  • 数多くの光源
  • 点光源
  • イメージ/反射/透過 テクスチャ
  • アンチエイリアス
  • 高品質の影
  • 大量の図形
  • 複雑な図形
マルチビューについて

マルチビューのすべてのウィンドウを異なる表示設定で使用する場合、多くのVRAMが使用されるため、少なくとも2GBのVRAMを必要とします。また、大きなVectorworksドキュメントの場合は4GB以上のVRAMを推奨します。

リモート環境および仮想マシンについて

Vectorworks2022は、Remote Desktop、Terminal Services、VNCなどのリモートログイン環境や、 Parallels、またはVMwareなどの仮想マシン環境が、通常の作業に適しているとは考えていません。これらの環境では管理者の検証用やユーティリティ目的ならば使用できる場合がありますが、インタラクティブな画面上の動作速度が低下します。

Vectorworks2022は、Mac上のBoot Campでの動作をサポートしています。使用するハードウエアで適切、かつ最新のドライバーを使用してください。

OSのアップデートについて

リリース時にご案内しているOS(オペレーティングシステム)のバージョンを最低動作環境として推奨します。OSに起因する問題が発見された場合には、問題解決の最初の手順として、 OSのアップデートをお願いする場合があります。

32bit OSについて

Vectorworks2022は64bitアプリケーションです。32bit OSには対応しておりません。

動作の最適化について
  • 大容量のファイルと複雑なレンダリングモードを用いて作業する場合、 最低でも16GBのメモリを搭載して使用することを強く推奨します。メモリの容量が不足すると、Vectorworks2022は仮想メモリを使用することで動作し続けますが、ハードディスクにアクセスするため動作速度は著しく低下します。また、メモリの容量が極端に不足すると、十分なメモリ容量があれば完了する操作の場合にもエラーが発生する場合があります。
  • 高速なハードディスクドライブを使用することで、仮想メモリ使用時にシステムの動作速度を若干向上させることができます。
  • CPUのクロック速度が高速であるほどVectorworks2022の操作感が向上します。
  • インストールに必要なハードディスクドライブの容量は、プログラムのみで10GB必要です。オプションライブラリのインストールには、さらに31GB必要となります。オプションライブラリの一部をインストールしないことで、容量を削減することができます。
Project Sharing Server (プロジェクト共有サーバー) 2022 動作環境
  Windows Mac
OS

Windows 11
Windows 10 (64bit)
Windows Server 2019 (64bit)
Windows Server 2016 (64bit)
Windows Server 2012 R2 (64bit)

  • 32bit OSは非対応

macOS 12 (Monterey)
macOS 11 (Big Sur)
macOS 10.15 (Catalina)
macOS 10.14 (Mojave)
macOS 10.13 (High Sierra)
macOS 10.12 (Sierra)

  • プロジェクト共有サーバーは、ネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイスなどのDockerをサポートする任意のシステムにもインストールできます。
CPU

Intel Core 2 Duo以上

メモリ

4GB以上

ネットワーク環境

推奨: 1Gbit/sのイーサネットワーク
(最小: 100Mbit/sのイーサネットが必要です。アップロード時は最低50Mbit/s)

同一LAN上で共有する場合、サーバーベースの共有を推奨します。
プロジェクト共有サーバーが使用するネットワークポートをファイアウォールで許可する必要があります。デフォルトのポートは22001です。
ネットワークはHTTP 1.1 Standardをサポートする必要があります。

その他
  • フラッシュストレージ(SSD)にインストールすることで動作速度が向上します。
  • 大文字と小文字を区別するファイルシステムはサポートされていません。
  • プロジェクト共有機能は、Vectorworks Fundamentalsでは利用できません。
プロジェクト共有機能とネットワーク回線の速度について

ネットワークを通じてプロジェクト共有作業を行う場合、Vectorworks2022のパフォーマンスはネットワーク回線の速度に左右されます。ネットワーク回線速度が十分でない場合は、プロジェクトファイルに変更を反映させる操作やローカルのワーキングファイルの更新操作など、ネットワーク越しに大量のデータを送信するような操作を実行すると、速度が低下します。

最低でも100Mbpsの速度のネットワーク回線の使用を推奨します。大きなプロジェクトの場合は、高速で、滑らかな動作を得るために、1Gbpsの速度のネットワーク回線を強く推奨します。遅いネットワーク環境でも、大量のデータを送信する操作を最小限に抑えることで十分ご使用いただくことができます。

  • プロジェクト共有機能は、Vectorworks Fundamentalsでは利用できません。

クラウドストレージを使用するプロジェクト共有には、高速インターネット接続(50Mbps以上)が必要です。この共有方法は、小規模なチームや小規模なプロジェクトで効果的です。大規模なチームや大規模なプロジェクトにはお勧めできません。プロジェクトの共有には一般的に高速ネットワーク接続が必要ですが、ネットワークを介して大量のデータを転送する操作(プロジェクトファイルへの変更の反映やローカルの作業ファイルの更新など)を最小限に抑えることで、十分な操作感が提供されます。DropboxでLAN同期を有効にすると、速度が大幅に向上することが期待できます。これは、プロジェクト共有のためのクラウドベースの共有ソリューションとして推奨されます。

下表に、異なる帯域幅およびプロジェクトファイルサイズに対する反映、および更新動作中のデータ転送時間の例を示しています。

プロジェクトファイルサイズ ネットワーク回線速度
(ダウンロード/アップロード)
反映/更新データ転送速度
100MB 50Mbps ~20s
100Mbps ~10s
1Gbps ~1s
500MB 50Mbps ~100s
100Mbps ~50s
1Gbps ~5s
1GB 50Mbps ~200s
100Mbps ~100s
1Gbps ~10s
各種レンダリングのハードウェア依存について

Renderworksレンダリングでは、Maxon社製のCinewareエンジンを使用しています。Cinewareは完全に64bit化されているため128GB以上のメモリや、Renderworksレンダリングモードでマルチコア(複数CPUコア)を活用することができます。シェイド、ワイヤーフレーム、陰線レンダリングはCinewareエンジンを用いていないため、Renderworksレンダリングほどメモリを消費しません。

下表に、レンダリングモードの種類と、レンダリング操作を行う際にプロセッサ(CPU)を使用するか、グラフィックスコントローラ(GPU)を使用するかを示しています。

レンダリングモード グラフィックスコントローラ
(GPU)
プロセッサ(CPU)
2D/ワイヤーフレーム 使用 使用 - シングルコアで動作
シェイド 使用 不使用
隠線 不使用 使用 - マルチコアで動作
ポリゴン/仕上げポリゴン 不使用 使用 - シングルコアで動作
簡易Renderworks/仕上げRenderworks/カスタムRenderworks 不使用 使用 - マルチコアで動作

上表から分かるように、グラフィックスコントローラのリソースを使用するレンダリングモードはシェイドとワイヤーフレームのみです。他のレンダリングモードはグラフィックスコントローラに依存しないため、グラフィックスコントローラをアップグレードしても、シェイドとワイヤーフレーム以外ではレンダリング速度や品質は向上しません。(注意: レンダリングモードではありませんが、グラフィックスコントローラは2D/平面ビューおよび通常の2Dナビゲーショングラフィックスに直接影響します)

逆に、各種Renderworksレンダリングモードは主にCPUを使用し、マルチコアを使用することができます。このため、これらのモードでレンダリング速度を向上させるには、より上位のCPUにすると効果的です。 ワイヤーフレームモードは、グラフィックスコントローラのアップグレードと、よりパワフルなCPUの両方で効果がありますが、グラフィックスコントローラに依存する度合いが高くなります。

Redshiftを利用するレンダリングはRedshift動作環境をご確認ください。

高解像度ディスプレイについて

MacにはRetinaディスプレイや5Kディスプレイを、Windowsには4Kディスプレイを搭載している機種があります。これらの機種でRenderworksレンダリングを行うと、画面の解像度に合った高精細なレンダリングを行うことができます。反面、生成するピクセル数が多くなるため標準的なディスプレイと比較すると3~4倍のレンダリング時間が必要となります。

MacのRetina、または5Kディスプレイを搭載している機種でRenderworksレンダリングを高速化したい場合は、Vectorworks2022アプリケーションアイコンをCtrlキー+クリックしてコンテキストメニューから「情報を見る」を選択し、「低解像度で開く」をチェックしてください。チェックすることにより標準的な解像度でレンダリングされるようになり、レンダリング時間を抑制することができます。

  • macOS 12 (Monterey)では、「低解像度で開く」機能は利用できません。

カスタマーサービス

カスタマーサービスデスクは弊社ソフトのユーザ登録をはじめ、ご登録内容についてご相談いただく窓口です。また、製品のバージョンアップなど手続き全般をご案内しています。

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サポート受付状況

Vectorworksをはじめとした、弊社取り扱い製品のテクニカルサポート受付状況を掲載しています。お手持ちの製品をご確認のうえお問い合わせください。

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お問い合わせ

テクニカルサポートデスクでは、弊社取扱い製品の操作上のご質問や動作トラブルなど、サポート情報についてのご質問を承ります。お問い合わせは、専用のフォームにて受け付けております。

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