【Mac】macOS Sonoma 14.4以降での Vectorworks の意図せぬ動作について
更新日:2025/01/09
macOS Sonoma 14.4以降の一部環境において、Vectorworks で「強制終了」「動作速度の低下」「プリントサイズの不一致」といった意図せぬ動作が生じることがある、という状況が報告されています。
お客様には大変ご不便をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
本項では、当現象に関する情報についてご案内します。
発生する現象
macOS Sonoma 14.4以降で、外部ディスプレイを接続した一部のMac環境において、Vectorworks のバージョンを問わず、「操作中に突如強制終了してしまう」「動作速度が低下する」「プリントサイズが正しく反映されない」などの現象が発生する場合がある。
- 当現象は、macOS Sequoia環境でも発生する可能性があります。
推測される原因
当現象は、Vectorworks のアプリケーションウィンドウの端がディスプレイの境界に近接している状況で発生する場合があります。
また当現象は、macOS側の挙動の影響によって発生している可能性があります。
対処方法
当現象が発生する場合は、お手数ですが、以下の点をご確認いただき改善が見られるかお試しください。
macOSのシステム環境設定内にある、「ディスプレイごとに個別の操作スペース」オプションの有効化をお試しください。
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Vectorworks を終了した状態で、画面左上のAppleマークから『システム設定...』を開きます。
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システム設定ダイアログの左側から『デスクトップとDock』を選択します。
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各種設定項目が表示されますので、下にスクロールすると「Mission Contorl」項目があります。
ここにある『ディスプレイごとに個別の操作スペース』オプションを有効にしてください。 -
設定変更後、Macを再起動します。
再起動後、Vectorworks を起動し、動作をご確認ください。
前述の通り、Vectorworks のアプリケーションメインウィンドウの端が、外部ディスプレイの境界に近接している状況下で発生する可能性が高いことが判明しています。
このため大変お手数ですが、アプリケーションウィンドウを最大化せず、若干縮めた状態でのご利用をご検討ください。