Vectorworks 2024 でRedshiftレンダリングを行うと白飛び(ハレーション)してしまう現象について
Vecrorworks 2024 のRedshiftレンダリングで、旧バージョンと比べて白飛び(ハレーション)してレンダリングが行われるという現象が確認されています。
お客様には大変ご不便をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
本項では、当現象に関する詳細や対処法などについてご案内します。
発生する現象
Vectorworks 2024 でRedshiftレンダリングを行うと、旧バージョンと比べて白飛び(ハレーション)してレンダリングが行われる場合があります。
原因
Vectorworks 2024 のRedshiftレンダリングにおいて、スポットライト光源の距離減衰「リアリスティック」の減衰処理が行われておらず、距離減衰が「なし」と同等の演算結果になっています。
また、スポットライト光源の距離減衰「なし」では、本来「リアリスティック」で行われる距離減衰が発生した状態になっています。
(つまり、スポットライト光源の距離減衰「リアリスティック」と「なし」の効果が反転しています。)
この影響により、他のレンダリング(Renderworksレンダリングやシェイドレンダリングなど)とRedshiftレンダリングを比較した際に光源の距離減衰が反転した状態となり、設定によってはレンダリング時に白飛び(ハレーション)した状態の演算結果になってしまいます。
対処方法
誠に恐れ入りますが、当現象をレンダリング設定の変更で回避することができません。
大変お手数となりますが、Redshiftレンダリングをご利用の際は、スポットライト光源の距離減衰「リアリスティック」および「なし」の設定にご留意くださいますようお願い申し上げます。