【macOS Sequoia】一部のテクスチャ/イメージが黒く表示される現象について
更新日:2025/04/18
macOS Sequoia環境にて、一部のテクスチャ/イメージが正しく表示されず、真っ黒になってしまう現象が確認されています。
お客様には大変ご不便をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
本項では、当現象に関する情報についてご案内します。
- 当現象は現在調査中のため、掲載内容は予告なく変更・更新される場合がございます。
最新の情報が入り次第、当ページでご案内いたします。
発生する現象
macOS Sequoia 15.4環境でシェイドレンダリングを行うと、一部のテクスチャが正しく表示されず、黒く表示される。また、2D平面でイメージが黒く表示される。
アルファチャンネル(透過度)が設定された32bpp(32ビット毎ピクセル)のイメージファイルを使用したテクスチャ/イメージで発生する。


対象OS・対象バージョン
- macOS Sequoia 15.4 以降
- Vectorworks 2025 / 2024
- Vectorworks 2023 以下のバージョンは、macOS Sequoiaに正式対応しておりません。
原因
macOS Sequoia 15.4にて、イメージファイルに設定されたアルファチャンネル(透過度)の処理が仕様変更されたことによる影響と考えられます。
対処方法
- Renderworksレンダリングを使用する:
テクスチャが黒く表示される現象は、シェイドレンダリングで発生します。
Renderworksレンダリングでは発生しません。
シェイドレンダリングは、3D形状の把握や確認などの用途でテストレンダリングとして使用するケースが想定されますが、レンダリングのテストを行う場合の代用手段として、「アートRenderworks」の「スタイル: セル画」設定での利用をご検討ください。 - アルファチャンネル(透過度)が設定されたイメージファイルを使用しない:
当現象はアルファチャンネル(透過度)が使用されていないイメージファイルでは発生しないため、可能であればアルファチャンネル(透過度)をオフにしたイメージファイルを利用してテクスチャ等のリソースを作成してください。 - macOS Sequoia 15.3以前の環境で利用する:
当現象はmacOS Sequoia 15.4以降で発生します。
可能であれば、macOS Sequoia 15.3以前の環境での利用をご検討ください。