Vectorworks Designer
Vectorworks Designer 2021は、高性能な2D/3D汎用作図機能と3Dビジュアライズ( テクスチャマッピング/レンダリング等 )機能に加え、専門分野別( 建築設計/ディスプレイデザイン、ランドスケープデザイン、ステージデザイン&スポットライトプランニング )の設計支援機能、拡張機能、さらには豊富なデータライブラリを搭載したVectorworks 2019シリーズ最上位の製品です。
さらに、年間契約型プレミアムサービス「Vectorworks Service Select」の提供サービスと連動しているため、同サービスを契約するとクラウド上でレンダリングできるなどの契約者専用サービスを利用できます。

新機能ピックアップ
以下は、Vectorworks Designer 2021に搭載されている新機能の一部です。
説明内に記されたマークは搭載製品を示しています。白抜きされたマークは、同機能が搭載されていない製品です。
A…Architect
L…Landmark
S…Spotlight
D…Designer
さらに直感的になった3Dモデリングの機能強化
Vectorworksの3Dモデリングが、さらにアップデートされました。プッシュ/プルツールの改良により直線ツールなどがサポートされ、ソリッドの面を分割してジオメトリを編集する操作がより効率的になりました。その他にも、フィレット、面取り、シェルソリッドなどで加工された3Dオブジェクトの編集が簡単になりました。編集画面に順番に入っていくのではなく、面やエッジをハイライトするだけで直接編集画面に入ることができ、3Dモデリングプロセスをスピードアップできます。

精確なモデルに必要なマテリアル
VectorworksのBIMに追加された、画期的な「マテリアル」という新しいリソースをご紹介します。マテリアルを使用すると、平面図や断面図での2Dおよび3D表現を含む、材料のグラフィカルな属性やデータをすべて一ヶ所で定義できます。加えて、構造特性、製品データ、物理的特性を定義することができ、構造、エネルギー、分類情報の一元管理を提供します。マテリアルは、単純な3Dオブジェクトだけでなく、壁や床など複数の構成要素を持つ複雑なオブジェクトにも適用できます。VectorworksのすべてのBIM要素と同様に、マテリアルに変更が加えられると、そのマテリアルが割り当たっているすべてのオブジェクトが更新されるため、建築やランドスケーププロジェクトのマテリアルを精確にレポートできます。

BIMの詳細を活用できるランドスケープエリアの拡張
ランドスケープエリアの機能強化により、他のランドスケープやBIMソフトウエアでは実現できないような、地形の起伏に沿ったソフトスケープや植栽群の表現が可能になりました。ランドスケープエリアは、構成要素と新しいリソースのマテリアルで定義できます。これらのランドスケープエリアはスタイルとして保存することもでき、変更が発生した際のオブジェクトの管理を簡素化することが可能です。さらに屋上緑化、植栽された築山、レインガーデンなどの設計がしやすく、より精確なレポートを作成できます。

作業をよりスマートにするLighting Deviceオブジェクト
プロジェクトの短いタイムラインの中で高品質の照明設計を実現することは、ますます複雑になっています。Vectorworks 2021では、Lighting Deviceオブジェクトを再設計し、全体的な性能と安定性を向上させました。新しいフォーカスエリアを指定する機能により、照明の設定がより直感的になりました。マルチサーキットデバイスへの追加機能強化により、レポート作成、回路管理が効率的かつ信頼性の高いものになり、エンタテインメントデザインの専門家がプロジェクトを完成させる際の効率性が向上しました。

Vectorworks 2021の豊富な搭載機能の詳細は「機能紹介」をご覧ください。
利用環境で選択できる製品タイプ
Vectorworksはスタンドアロン版とネットワーク版の2種類の製品タイプをご用意しております。お客様の環境や運用状況によって製品タイプを選ぶ事が可能です。詳しくは「製品タイプ」をご覧ください。
スタンドアロン版
1ライセンスで2台のパソコンにインストール可能
- 同時起動はできません
ネットワーク版
インストール台数の制限なし
- 同時稼働数をサーバーで管理
スタンドアロン版
インターネット経由のアクティベーション
- 90日間はネットワークから切り離して利用可能
ネットワーク版
同一LAN内のサーバー用コンピューターでの認証
- 最長30日間のライセンス持ち出し機能が利用可能
スタンドアロン版
インストールするパソコンごとにライセンス管理ネットワーク版
サーバーでライセンス一括管理スタンドアロン版
- インターネット接続環境が必須
- 正式シリアル発行はユーザー登録が必須
ネットワーク版
サーバーの認証方式を2種類から選択
- ドングルタイプ(USBポートが必須)
- アクティベーションタイプ(インターネット接続環境が必須)
- Designerスタンドアロン版と同一構成にする場合は、「基本パッケージ」に加え「Designerモジュール」が必要です。
スタンドアロン版
1ライセンスから購入可能
ネットワーク版
2ライセンスから購入可能
- 追加ライセンスは1本から購入可能
スタンドアロン版
- オフィスと外出用パソコンの2台持ちで利用したい
- リモートワーク
- SOHOなどの個人事業主
ネットワーク版
- 複数の部署間で共同利用
- サーバーで全ライセンスを管理したい
- 学校のパソコン教室など
Vectorworks 2021 評価版
Vectorworks製品を導入する前に、ご使用のパソコン上で正常に動作するか評価版を使用して確認することをお薦めします。評価版ではVectorworks 2021の性能・機能をお試しいただけます。使用期限は初回起動(アクティベーション認証)後、30日間となっています。