Vectorworks Spotlight
Vectorworks Spotlightは、高性能な2D/3D汎用作図機能と3Dビジュアライズ(テクスチャマッピング/レンダリング等)機能に加え、ステージプランニングやライティング計画に対応した先進的な舞台照明計画支援機能、さらには各種メーカー製のトラスや照明機材、音響機器等の豊富なデータライブラリを搭載したエンタテインメント業界向け製品です。
さらに、年間契約型プレミアムサービス「Vectorworks Service Select」を契約すると、クラウド上でのレンダリングなどの契約者専用サービスを利用できます。
搭載機能ピックアップ
機能を搭載している製品を各プロダクトマークで表記しています。白抜きされたマークは、同機能が搭載されていない製品です。
A…Architect
L…Landmark
S…Spotlight
D…Design Suite
イベント会場の作成と編集
大きさにかかわらずイベント空間全体のプランニングをする上で必要な機能が揃っています。ステージ、階段、スクリーン、座席など、イベント会場に必要な要素を2D、3D同時に作成することができます。また、インベントリと設備リストの機能を使用することで、ファイル内のすべてのSpotlightオブジェクトを、簡潔または詳細なレポートに統合できます。仮想パーツや描画していないアイテムもレポートに追加することが可能です。照明、音響、大道具など、業種を問わず活用できます。
ステージデザイン計画機能
野外コンサートやイベントホールで使うさまざまなステージを表現できます。高さ、幅、奥行きを設定したユニットの組み合わせによるシンプルなステージや、自由な形状を一から作図して作り上げる複雑なステージを2種類のツールで作成できます。電力計画パレットのプロパティタブと接続タブにより、モデル内のオブジェクトの選択と編集がより簡単に行えます。さらに、ケーブルパスに関連するすべてのケーブルをデータタグにレポートでき、効率的に図面を作成することが可能です。
複雑なデザインができるトラスツール
TOMCAT、James Thomas Engineering、Eurotrussなど国内外で使われているトラスメーカーのシンボルオブジェクトを搭載。トラスツールでは、一覧から選択して任意の箇所でワンクリックするだけで精確に複雑なデザインのトラスを組むことができます。ヒンジプレートを使用することでトラスを自由な角度に回転して連結でき、リアルな表現ができます。オリジナルのトラスは、トラスツールで箱型、三角形などの形状を設定し、縦横サイズや長さを任意のサイズで入力することができます。バージョン2025では、トラスの連続配置や各コーナートラスの挿入方向をすばやく変更することができ、3Dビューでも直感的なデザインが可能となりました。
専用ツールによる劇場のプランニング機能
劇場のステージ上部にある照明や舞台美術など、さまざまな役割を持つバトンを、数値や役割を設定しながら作成できます。ストレートバトンのほか、コの字型や円弧のコーナーバトン、ラダー形状のバトンも作成が可能です。また、天井吊り点や構造材から吊り下げるリギングをホイストで連結することができます。ブライダルツールを使用すれば、ホイストを吊り下げワイヤーとして挿入することが可能で、吊り元とその下にあるトラスにスナップさせることで自動的に連結されます。
2D、3D表現が可能な豊富なライブラリ
Yamaha、L-Acoustics、MeyerSoundなど国内外で使われているスピーカーメーカーのシンボルオブジェクトを1,000種類以上搭載。また、コンサートでは不可欠となるピアノ、オーケストラ楽器をはじめ、ライブで使用するドラムセットや、照明、音響の制御卓のライブラリも多数収録。イベント空間のゾーンを区切るためのメタルフェンスや防護柵などは、野外フェスのイメージパースの作成時にも活用できます。
専門的な照明計画機能
国内メーカーをはじめ世界中で使われている4,000種類以上の照明器具(Lighting Device)を搭載。器具名・明るさ(ワット数)・重量・照射角度・フィールド角度があらかじめ設定され、吊りポジション・アドレス・カラー番号情報なども自由に追加できます。2D図面(仕込図)に必要な情報はラベル機能で表示・非表示が設定でき、DMXパッチコマンドでUniverseやChannelの割り当てや競合チェックができます。バージョン2025では、照明器具の複数配置や回転配置が可能となり、吊り元へスムーズに接続できます。また、PanやTiltのパラメータを使用してフォーカスを自由にコントロールすることが可能です。
Showcase(プレビジュアライゼーション)
リアルタイムのプレビジュアライゼーションがVectorworks内で直接利用できるようになり、照明機器の直感的なライブコントロールが可能になりました。アプリケーションを離れることなくショーのテストランが行えます。数え切れないほどの照明とシーンの可能性を探り、プレビジュアライゼーションに基づいて実験、編集、調整を行って満足のいく結果を得ることができます。
ビジュアライザーとの連携
Vectorworksで作成した3DモデルをDXF、C4D、3DSなどに変換でき、業界で使われている各種ビジュアライザーで利用可能です。また、業界最先端の共通ファイルフォーマットMVRをサポートしているため、さまざまなビジュアライザーとGrandMA3などのコンソールとでデータ互換ができます。
バージョン2025では、Vectorworks内から直接GDTF-Shareにアクセスして、GDTFファイルを一度の操作でダウンロードおよびインポートできます。
シェイドレンダリングサンプル
パノラマレンダリングサンプル
利用環境で選択できる製品タイプ
Vectorworksはご利用の環境、運用状況にあわせて、スタンドアロン版とネットワーク版の2種類の製品タイプからお選びいただけます。詳しくは「製品タイプ」をご覧ください。
スタンドアロン版 | ネットワーク版 | |
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インストール可能台数 |
1ライセンスで2台のパソコンにインストール可能
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インストール台数の制限なし
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起動認証 |
インターネット経由のアクティベーション
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同一LAN内のサーバー用コンピューターでの認証
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ライセンス管理方法 | インストールするパソコンごとにライセンス管理 | サーバーでライセンス一括管理 |
その他 |
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インターネット経由のアクティベーション |
ライセンスタイプ |
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購入単位 |
1ライセンスから購入可能 |
5ライセンスから購入可能
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利用シーン |
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- サブスクリプションライセンスをご利用中に製品のバージョンアップが行われた場合、最新バージョンを無償で提供いたします。
- サブスクリプションライセンスにはVectorworks Service Select特典が含まれます。
Vectorworks Design Blog
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Vectorworks 2025 評価版
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トレーニング / サポート
オンラインで受講可能な学習サイトVectorworks Universityやチュートリアルファイルのダウンロード、各種トレーニングセミナーなど、Vectorworksを学ぶための様々なリソースをご提供しています。
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