Vectorworks Landmark
Vectorworks Landmarkは、、高性能な2D/3D汎用作図機能と3Dビジュアライズ(テクスチャマッピング/レンダリング等)機能に加え、地形モデルや多彩な植栽、灌水設備計画等に対応するランドスケープデザイン機能、さらには豊富な造園向けのデータライブラリを搭載した都市計画/造園業界向け製品です。
さらに、年間契約型プレミアムサービス「Vectorworks Service Select」を契約すると、クラウド上でのレンダリングなどの契約者専用サービスを利用できます。

あらゆる設計フェーズに対応するランドスケープデザインソフトウエア
フェーズ1:プレデザイン
すべての地形デザインのプロセスはベースファイルから始まりますが、Landmarkはそのワークフローすら自由にします。現地採寸、測量、GISマッピング、またはドローンによるデータキャプチャから始める場合でも、情報化されたコンテキストプランとモデルを使用して、日照/日影、地表排水、勾配などの事前分析を行うことができます。
フェーズ2:基本設計
スケッチによるコンセプトデザインを活かしながら、舗床、ランドスケープエリア、植栽などのスマートオブジェクトに変換できます。Landmarkは、2Dコンセプトやダイアグラムから3Dの地形モデリングまで、さまざまな詳細レベルでプロジェクトを継続的にサポートします。これにより、具体的な材料を決定するまでは抽象的な設定のオブジェクトを使用し、デザインが進行するにつれてより精確なコンポーネントで簡単に更新できる柔軟性が生まれます。
フェーズ3:詳細設計
Landmarkは、DWG、IFC、RVTファイルを参照することで共同作業者からの繰り返し変更に対応し、プロジェクトを最新の状態に保ちます。プロジェクトが進化し、より多くの情報とデータを収集するにつれて、ビジュアル分析を使用して、デザインされた要素とその敷地への影響がより優れたパフォーマンスを発揮することを確認できます。これらのデータは、クライアント、請負業者、確認機関が必要とする重要な計算を含むレポートを通じて収集されます。
フェーズ4:設計図書
Vectorworks Landmarkのシートレイヤとカスタマイズ可能なビューポートにより、設計プロセスのニーズに合った詳細な施工図を作成できます。3Dのデータ駆動型ツールと柔軟なBIMワークフローにより、平面図、立面図、断面図、その他設計のあらゆる詳細をシームレスに更新、調整することができます。施工図の作成を効率化し、手間を省くソフトウエアで、妥協のないコラボレーションを実現しましょう。
搭載機能ピックアップ
機能を搭載している製品を各プロダクトマークで表記しています。白抜きされたマークは、同機能が搭載されていない製品です。
A…Architect
L…Landmark
S…Spotlight
D…Design Suite
地形モデルの作成と編集 
国土地理院の数値地図データや測量データ、点群データを取り込み、現況の地形モデルを素早く作成できます。また敷地形状や等高線を描画して作成することも可能です。さらに造成面や法面を指定することで、計画地形を作成できます。現況と計画の差分から土量を算出でき、施工計画に役立ちます。
バージョン2025からは地理座標や真北角度を一度に指定できる地質測点が利用でき、共同作業者とのやり取りをよりスムーズにします。

BIM設計に適応した舗装 
舗装エリアの形状、パターン、マテリアルを表現できる舗床ツールを搭載。建物や道路の高さに自動位置合わせが可能です。また、表層・路盤・路床をスタイルで管理し、地形表面にまとめて移動させたり、必要な断面図の取り出しができます。
バージョン2025からはフレキシブルに利用できる縁石ツールを搭載し、舗装エリアに合わせた枠や縁石、側溝の表現がより容易にできるようになりました。

エクステリアデザイン 
エクステリアデザインに必須の屋外照明器具やカーポートなどはデータが搭載されているほか、フェンスや門扉は専用ツールでオリジナルの形状をデザインすることも可能です。
バージョン2025ではタカショーのライブラリデータを標準搭載しました。

モデルとリンクした図面/レポート作成
デザインの次に必要なものは提出物としての設計図書です。作成した3Dモデルから各種ビューポート機能を使って、平面図や立面図、断面図を取り出すことができます。モデルに含まれる情報は、必要項目を選択することで、植物表や舗装構成表、面積表を素早く作成することが可能です。設計変更などにより3Dモデルに修正があった場合は、作成済みの図面や一覧表もコマンドをワンクリックで最新状態に更新できます。

植栽計画
2D/3Dの表現ができる植物を多数搭載。学名・樹種名・花期・用途・画像などが収録されているデータベースから、必要な情報を注釈表記して図面を仕上げられます。3D表現では、樹高と枝張りを自由にサイズ設定できるので、5年後10年後の未来予想図を提案できます。これらは、1本ずつ配置場所を決めたり、指定した範囲に複数の植物を割合配置をすることも可能です。根鉢と植穴の詳細設定をして計画の精度を向上させ、共同作業者とのコミュニケーションを明確にとることができます。

灌水システム
エリアを指定し、水源(接続部)・支管・バルブ・本管を作成したら、散水をポイント式とドリップ式から選択して、灌水の有効範囲を視覚的にわかりやすく表示できます。灌水部品は実際のメーカーのデータに基づき、適切な水圧や流量などの値が自動的に計算されます。

2D、3D表現が可能な豊富なライブラリ
屋外で使用するテーブルや椅子、ベンチ、サンシェード、ガーデンライト、植物用のプランター、パーゴラ、トレリス、アウトドアで使用できるグリルやファイヤーピット、ブランコなどの遊具、噴水、ゴミ箱、車止めポールなど、庭や公園の構成に必要な部材は、図面にもパースにも使えるデータとして多数搭載しています。また、学名・樹種名・花期などの植栽データを定義したオブジェクトスタイルも利用可能です。

多彩なプレゼンテーション
敷地の都市名を選択、または緯度経度を設定することで、日の出から日の入りまでの太陽光を再現できます。さらに3Dモデルの背景として、時刻と連動した空の表現ができるので、明るい日中のほか、夕焼けや夜のライトアップした情景を形にし、印象的なパースを作り出します。3Dモデルのプレゼンテーションとしてパソコンだけでなく、iPhoneやiPadなどのモバイル端末で外出先でも確認できます。また柔軟なウォークスルーアニメーションを作成したり、360°見回せるパノラマレンダリングなどを活用できます。

シェイドレンダリングサンプル


パノラマレンダリングサンプル
利用環境で選択できる製品タイプ
Vectorworksはご利用の環境、運用状況にあわせて、スタンドアロン版とネットワーク版の2種類の製品タイプからお選びいただけます。詳しくは「製品タイプ」をご覧ください。
スタンドアロン版 | ネットワーク版 | |
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インストール可能台数 |
1ライセンスで2台のパソコンにインストール可能
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インストール台数の制限なし
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起動認証 |
インターネット経由のアクティベーション
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同一LAN内のサーバー用コンピューターでの認証
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ライセンス管理方法 | インストールするパソコンごとにライセンス管理 | サーバーでライセンス一括管理 |
その他 |
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インターネット経由のアクティベーション |
ライセンスタイプ |
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購入単位 |
1ライセンスから購入可能 |
5ライセンスから購入可能
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利用シーン |
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- サブスクリプションライセンスをご利用中に製品のバージョンアップが行われた場合、最新バージョンを無償で提供いたします。
- サブスクリプションライセンスにはVectorworks Service Select特典が含まれます。
Vectorworks Design Blog
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