汎用CAD Vectorworksの国内総販売元であるエーアンドエー株式会社(本社東京・千代田区 内田和子代表取締役社長)は、主力商品のVectorworksの新バージョン「Vectorworks 2009J」シリーズを2009年1月16日に発売すると発表しました。
製品シリーズ名称を一新した前バージョンから1年となる今回、ベーシックな「Vectorworks Fundamentals」から、上位版となる「Vectorworks Designer」、レンダリング機能を拡張した各「with Renderworks」シリーズの4ラインナップに加え、新たに建築設計支援CADとして、「Vectorworks Architect」、「Vectorworks Architect with Renderworks」の2製品が追加され、スタンドアロン版全6ラインナップが登場。合わせて、ネットワーク環境内でのライセンス管理を効率化するフローティングライセンス方式を採用した「Vectorworksネットワーク版」シリーズの4ラインナップを加えた合計10ラインナップが登場します。
本バージョンより、世界的に3Dモデリングカーネルの中で最も優れていると評されるシーメンス PLMソフトウエア社「Parasolid」を搭載し、3Dモデリング能力をより堅牢なものとし、複雑なモデルデータも柔軟かつ、正確な管理が可能となりました。さらに、図形スナップやスクリーンヒントの向上により、2次元の作図もより使い易くなっています。機能面では、ドラッグ&ドロップでのファイル取り込み機能をはじめ、作図途中でも図面を
部分的に拡大表示するスナップルーペ機能など70以上の新機能を搭載。想いをかたちにするためのデザインツールとして更なる進化を遂げています。
本バージョンより追加された「Vectorworks Architect」は、「Vectorworks2009J」シリーズの中で、「Fundamentals」と「Designer」の中間に位置づけられる製品となり、建築設計を支援する様々な機能に加え、膨大な建築向けデータライブラリを搭載し、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)デザインを支援する建築業界向けのトータルデザイン環境を実現しています。
今回のバージョンアップに伴い、Vectorworksのユーザに対し、2009年1月よりバージョンアップサービスを開始。サービス開始と同時にバージョンアップキャンペーンを予定しています。なお、バージョンアップの告知、案内については2009年1月初旬に別途案内されます。
なお、これらの新製品は、12月2日、東京(品川・THE GRAND HALL)、12月4日、大阪(梅田・梅田スカイビル・ステラホール)で行われる「A&A Festa '08」にて初公開され、実際に操作を体験いただけます。
◆A&A Festa'08ホームページ
http://www.aanda.co.jp/Festa08/ |