Vectorworks Spotlight
Vectorworks Spotlightは、高性能な2D/3D汎用作図機能と3Dビジュアライズ(テクスチャマッピング/レンダリング等)機能に加え、ステージプランニングやライティング計画に対応した先進的な舞台照明計画支援機能、さらには各種メーカー製のトラスや照明機材、音響機器等の豊富なデータライブラリを搭載したエンタテインメント業界向け製品です。
さらに、年間契約型プレミアムサービス「Vectorworks Service Select」を契約すると、クラウド上でのレンダリングなどの契約者専用サービスを利用できます。
搭載機能ピックアップ
機能を搭載している製品を各プロダクトマークで表記しています。白抜きされたマークは、同機能が搭載されていない製品です。
A…Architect
L…Landmark
S…Spotlight
D…Design Suite
イベント会場の作成と編集
大きさにかかわらずイベント空間全体のプランニングをする上で必要な機能が揃っています。ステージ、階段、スクリーン、座席など、イベント会場に必要な要素を2D、3D同時に作成することができます。バージョン2024では、新しくインベントリと設備リストが搭載され、ファイル内のすべてのSpotlightオブジェクトを、簡潔または詳細なレポートに統合できます。また、仮想パーツや描画していないアイテムもレポートに追加することが可能です。照明、音響、大道具など、業種を問わず活用できます。
ステージデザイン計画機能
野外コンサートやイベントホールで使うさまざまなステージを表現できます。高さ、幅、奥行きを設定したユニットの組み合わせによるシンプルなステージや、自由な形状を一から作図して作り上げる複雑なステージを2種類のツールで作成できます。電力計画パレットのプロパティタブと接続タブにより、モデル内のオブジェクトの選択と編集がより簡単に行えます。さらに、ケーブルパスに関連するすべてのケーブルをデータタグにレポートでき、効率的に図面を作成することが可能です。
複雑なデザインができるトラスツール
TOMCAT、JamesThomasEngineering、Eurotrussなど国内外で使われているトラスメーカーのシンボルオブジェクトを搭載。トラス配置ツールでは、一覧から選択して任意の箇所でワンクリックするだけで精確に複雑なデザインのトラスを組むことができます。ヒンジプレートを使用することでトラスを自由な角度に回転して連結でき、リアルな表現ができます。オリジナルのトラスは、トラスツールで箱型、三角形などの形状を設定し、縦横サイズや長さを任意のサイズで入力することができます。また、トラスの接続にマグネットの機能を使用することで、マグネットの向きや接合タイプによって接続可能なリギングオブジェクトが定義されるため、常に正しい向きや位置で接続します。
専用ツールによる劇場のプランニング機能
劇場のステージ上部にある照明や舞台美術など、さまざまな役割を持つバトンを、数値や役割を設定しながら作成できます。ストレートバトンのほか、コの字型や円弧のコーナーバトン、ラダー形状のバトンも作成が可能です。また、天井吊り点や構造材から吊り下げるリギングをホイストで連結することができます。ブライダルツールを使用すれば、ホイストを吊り下げワイヤーとして挿入することが可能で、吊り元とその下にあるトラスにスナップさせることで自動的に連結されます。
2D、3D表現が可能な豊富なライブラリ
Yamaha、L-Acoustics、Meyer Soundなど国内外で使われているスピーカーメーカーのシンボルオブジェクトを1,000種類以上搭載。また、コンサートでは不可欠となるピアノ、オーケストラ楽器をはじめ、ライブで使用するドラムセットや、照明、音響の制御卓のライブラリも多数収録。イベント空間のゾーンを区切るためのメタルフェンスや防護柵などは、野外フェスのイメージパースの作成時にも活用できます。
専門的な照明計画機能
国内メーカーをはじめ世界中で使われている4,000種類以上の照明器具(LightingDevice)を搭載。器具名・明るさ(ワット数)・重量・照射角度・フィールド角度があらかじめ設定され、吊りポジション・アドレス・カラー番号情報なども自由に追加できます。2D図面(仕込図)に必要な情報はラベル機能で表示・非表示が設定でき、DMXパッチコマンドでUniverseやChannelの割り当てや競合チェックができます。また、フォーカスエリアを指定することで、複数のLightingDeviceのフォーカスを均等配置や扇状に展開することが可能です。
モデルとリンクした図面/レポート作成
デザインの次に必要なものは提出物としての各種図面です。作成した3Dモデルから各種ビューポート機能を使って、平面図や立面図、断面図を取り出すことができます。また、グラフィック凡例ツールを使用することで、照明器具一覧表をはじめとする各種一覧表を作成することが可能です。バージョン2024では、グラフィック凡例の画像の整列、拡大縮小、寸法の変更、動的テキストのカスタマイズがより簡単になりました。また、並び替えやクラスの可視性の変更もプレビューできます。
ビジュアライザーとの連携
Vectorworksで作成した3DモデルをDXF、C4D、3DSなどに変換でき、業界で使われている各種ビジュアライザーで利用可能です。また、業界最先端の共通ファイルフォーマットMVRをサポートしているため、VISIONをはじめとするビジュアライザーとGrandMA3などのコンソールとでデータ互換ができます。照明を含むリギングやステージデザインを、スムーズに受け渡しできるので、これまでにないエンタテインメントワークフローが確立できます。
シェイドレンダリングサンプル
パノラマレンダリングサンプル
利用環境で選択できる製品タイプ
Vectorworksはスタンドアロン版とネットワーク版の2種類の製品タイプをご用意しております。お客様の環境や運用状況によって製品タイプを選ぶ事が可能です。詳しくは「製品タイプ」をご覧ください。
スタンドアロン版 | ネットワーク版 | |
---|---|---|
インストール可能台数 |
1ライセンスで2台のパソコンにインストール可能
|
インストール台数の制限なし
|
起動認証 |
インターネット経由のアクティベーション |
同一LAN内のサーバー用コンピューターでの認証
|
ライセンス管理方法 | インストールするパソコンごとにライセンス管理 | サーバーでライセンス一括管理 |
その他 |
|
インターネット経由のアクティベーション |
購入単位 |
1ライセンスから購入可能 |
5ライセンスから購入可能
|
利用シーン |
|
|
Vectorworks Design Blog
最新記事の読み込みに失敗しました。 |
Vectorworks 2024 評価版
Vectorworks製品の新規購入やバージョンアップをご検討のお客様は、無償の評価版をお試しください。評価版ではVectorworksの性能・機能をお試しいただけます。
トレーニング / サポート
オンラインで受講可能な学習サイトVectorworks Universityやチュートリアルファイルのダウンロード、各種トレーニングセミナーなど、Vectorworksを学ぶための様々なリソースをご提供しています。
テクニカルサポートでは、Vectorworksをはじめ、よくあるご質問と、その回答を製品別に掲載しています。ぜひご利用ください。