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[製品仕様・技術情報]

VectorWorks11(v11以下)の印刷範囲/印刷用紙サイズ(2005.05.25)

VectorWorks11.0JはQuickDrawのルーチンを使用して作図を行っています。出力においても出力可能範囲はQuickDrawの制限内となります。
QuickDrawには出力可能なドット数に制限(最大32,768ピクセル)があるため、出力解像度によって出力限界長(出力可能な一辺の長さ)が変わります。つまり、出力解像度を上げれば出力限界長は短くなり、下げれば長くなります。
以下の計算式でおおよその出力限界長を求めることができます。

( 32,768÷解像度 )×25.4=出力限界長

上記式の解説    
  32,768 = QuickDraw出力限界ピクセル数
  解像度 = 出力時解像度(例:150dpiであれば数値は150)
  25.4 = 1インチ(25.4mm/ミリメートル換算)
  出力限界長 = 出力可能な一辺の長さ(単位ミリメートル)

例)
プロッタからの長尺出力で出力限界長は、おおよそ以下のようになります。
    (日本HP社 Designjet800で確認)

           300dpiで出力時:約2700mm
           600dpiで出力時:約1350mm

プリンタによっては数値が前後する可能性があります。目安としてご利用ください。
なお、この情報は上記の出力範囲を保証するものではありません。データ、PC及びプリンタ搭載メモリなど、出力環境によっては出力出来ない場合もございます。予めご了承ください。