Solibri Inside SP6

BIMで重要な要素のひとつとして、モデルの精確さと品質の確保があげられます。VectorworksはSolibri社と協力しSolibri Insideを搭載しました。Solibri Insideを利用することで、自動ルールベースのモデルチェックを可能にし、モデルのエラーを見つけることができます。Solibri Insideには無料版と有料版があり、無料版では基本的なプロパティのチェックができます。

• Solibri InsideはSolibri社が提供する機能です。

間取り図 SP4

新しいRoom Planを使用して、LiDAR対応のiOSデバイスでVectorworks Nomadを使ってあらゆる部屋のレイアウトを素早くスキャンできます。AppleのルームスキャンフレームワークであるRoomPlanにより、Nomadは壁、窓、開口部、ドアなどのジオメトリを分類したモデルを作成できるようになりました。その後、モデルをVectorworks Cloudに簡単にアップロードし、Vectorworksに取り込んで設計を続けられます。

写真から3Dモデルを作成 SP4

「写真から3Dモデルを作成」機能の大幅なアップグレードによって、3Dモデルの作成時間が短縮されます。Vectorworks NomadはAppleの新しいObject Captureを統合したため、写真から3Dモデルをこれまでより速く、より確実に、より効率的に作成できます。また、Object Captureは対応するiOSデバイスのデータを使って、オブジェクトのサイズや向きを復元するので、モデルをより精確に作成できます。

USD取り出し／取り込み SP4

3Dジオメトリ、テクスチャ、ライト、メタデータをサポートするUniversal Scene Description（USD）ファイルフォーマットを使用したコラボレーションが可能になりました。USDは、デジタルコンテンツ交換における強力な新しい可能性の世界を開き、NVIDIAやAppleなどのパートナーとの次世代技術にアクセスできるようにします。

Omniverseコネクター SP4

メタバースアプリケーションを構築・運用するためのオープンプラットフォームであるNVIDIA Omniverseと、Windowsユーザー向けの新しいダイレクト接続により、取り込み/取り出しプロセスのステップを排除してコラボレーションプロセスを合理化し、次世代技術の最前線に立つことができます。ワンクリックで共同作業者に即座に共有できる高精度モデルを使用して、リアルタイムで自由に無限にデザインコンセプトを繰り返すことができます。

• NVIDIA Omniverseについて詳しくは、NVIDIAのWebサイト（外部サイト/英語）をご参照ください。

3Dドラッガーによる変形 SP4

変形ツールに、3Dドラッガーを使用する新しいオプションが搭載され、編集、移動、回転、変形に利用できるようになりました。これらの新しいオプションは、ケーブルオブジェクトのようなNURBSベース、構造部材のような3Dポリゴンベースのあらゆるオブジェクトに使用できます。3Dオブジェクトをより直接的、直感的、効果的に編集できます。

舗床のドレープモード SP4

あらゆる構成の舗床オブジェクトが地形モデルの表面を掘削し、精確な切土と盛土を計算できるようになりました。また、新しいモードでは、舗床オブジェクトを地形モデルの表面に自動的に沿わせる「ドレープ」を設定できるため、さまざまなタイプの舗床に柔軟に対応できます。

ホームスクリーン

新しいホームスクリーンでは、Vectorworksを使い始めることがこれまで以上に簡単になります。トレーニングや学習、製品メッセージ、スキルアップのための情報源として機能します。設計者が新たにVectorworksを始めるのを支援し、より多くの設計者のスキル向上や、新しいことを学ぶためのリソースを提供できるように設計されています。

辺のオフセットツール

新しい辺のオフセットツールでは、平面および曲面から任意の辺、および関連する辺をオフセットできます。辺のオフセットツールには、3Dオブジェクトの曲面にも使用できるプッシュ/プルモードも含まれており、クリエイティブなプロセスの柔軟性を高め、モデリングに要する時間と手間を削減します。

新しいシェイドレンダリング設定

シェイドレンダリングモードは、より多くの光源オブジェクト、グローテクスチャ、環境光、反射をサポートしました。設計中にプロジェクトをさらに理解するためのリアルタイムプレビューとして機能し、より質の高いレンダリング表現を提供します。

グラフィック凡例

グラフィック凡例ツールで時間を節約し、一覧表のエラーを減らしましょう。建具表をはじめとする各種一覧表を作成するために、手動プロセスを完全に排除するスマートなツールを提供します。グラフィック凡例のスタイルはリソースとして保存でき、使用したリソースと自動的に連携するため、編集やカスタマイズが簡単に行え、図面用の凡例の精度を確保できます。

ドアと窓のダイレクトモデリング

建築オブジェクトのパラメータを定義するのに苦労した日々は過去のものです。ドアと窓のダイレクトモデリングと編集機能によって、3Dでは壁の面に長方形を、2Dでは配置したい場所に線を引くだけでドアと窓を作成できるようになりました。また、おなじみの変形ツールと同じ操作で、ドアや窓を簡単にリサイズできます。

より高速な断面ビューポートの生成

断面ビューポートの改善により、図面作成ワークフローが効率化されました。Vectorworks Graphics Moduleを活用し、計算や処理をバックグラウンドに移すことができるようになりました。ビューポートの更新が最大6倍^※1速くなり、同時に他の作業も続けることが可能です。

造成図形の改善

造成計画と地形モデリングに費やす時間を減らし、デザインにより多くの時間を割くことができます。Vectorworksの造成図形の改善により、「位置合わせ」「パス形式」「パス形式（境界線）」などの新しい造成モードを搭載しました。地形デザイナーは、適切な排水勾配や、車路、歩道のための新しい方法と、等高線図面と編集によって、法面を含んだより複雑な造成プロジェクトをより良くコントロールし作成できます。

リギングワークフローの改善

Vectorworks Spotlight 2023では、リギングの設計と計画がより簡単になりました。ホイストとブライダルオブジェクト間のさらなる統合によって、一貫性のある管理しやすい図面が作成できます。2本足のブライダルは動作の一貫性を保つために更新されました。また、シンボルベースのトラス接合部オブジェクトの操作性が向上したことで、ワークフローの多くが改善されます。