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[製品仕様・技術情報]

VectorWorks11の改善情報(2004.7.30)

旧バージョン(v10.5以下)で発生していた現象の中で、以下の現象はVectorWorks 11で改善されています。

・引き出し線を描く場合、初回の引き出し線設定ダイアログの設定は反映されるが、2回目以降「設定」ボタンを押してダイアログを開くと初回の設定がリセットされ、以後ダイアログで設定し直しても反映されなくなる。


・「作業画面-設計」で「窓」ツールを組み込み窓を配置すると、「引き違い」形式で窓の中心のガラスが重なり合うはずの部分が重なっていない。


・「取り出す-EPSF…」コマンドで、直線を2本以上描いたファイルをEPS形式に変換しIllustratorで開くと、用紙左上にゴミのような図形が1つ表示される。(Mac版)


・リソースブラウザをサムネイル表示にした場合、一部のテクスチャ(「建築素材集 淳 for RenderWork」のテクスチャなど)がほとんど真っ白になってしまい表示されない。(Win版)


・寸法線をクリックすると、寸法線の引き出し線が伸びてしまうことがある。


・VectorWorks9.5で文字のフォントをVWゴシックで引き出し線を描いてファイルを保存する。そのファイルをVectorWorks10.5で開き、デフォルトフォントをVWゴシックに設定した状態で引き出し線を描くと、フォントがMacでは自動的にOsakaに、WinではMSゴシックに置き換わる場合がある。


・MacOSXで引き出し線ツールで注釈の文字のフォントをTrue Type Fontにして引き出し線を作成した場合、後からフォントを「Open Type Font」へ変更することができない。例えば文字のフォントをOSAKAからヒラギノ明朝などに変更できない。(Mac版)


・シンボルにレコードを連結して作図画面に配置し、データパレットでフィールド値を日本語で入力する場合、入力中の文字が見えないことがある。(Mac版)


・VectorWorks10.5新機能ガイド」のp2-37に「螺旋状NURBS曲線は特に変換することなく、「3Dパス図形」コマンドのパス図形として利用することができます。」と説明があるが、螺旋状NURBS曲線を3Dパス(E)のパス図形にすることができない。


・引き出し線ツールで枠の形式を「ISO」に設定して引き出し線を引いた後、データパレットから注釈の文字の後に半角スペースを入れても文字の長さに合わせて水平線の先がのびない。


・「編集」「ハッチング」の「ハッチング編集」ダイアログで「縮小」と「取り消し」に同じショートカットが割りあたっている為、いずれもショートカットがきかない。(Mac版)


・MacOSX上で「取り出す-EPSF...」コマンドでファイルをEPS形式に変換すると、文字が欠落してしまう。(Mac版)


・VectorWorksで頂点数の多い曲線が含まれているファイルを作成し、AcrobatDistillerでPDFファイルを作成しようとすると、エラーが出て作成できないことがある。(Win版)


・配列を「センタ」や「右よせ」にした文字列の全体を文字ツールで選択し、Deleteキーで削除してから入力をやり直すと、文字配列が左よせになってしまうことがある。(Win版)


・ファイル内に図形数が3000以上の非表示の2Dリンク図形があると、VectorWorks自体の動作が非常に遅くなり、画面を拡大縮小したりスクロールなどをしただけでフリーズすることがある。