テクニカルサポートデスク

[製品仕様・技術情報]

VectorWorks9.5用 「SPOTLIGHT」の障害と制限について(2003.1.22)

SPOTLIGHT for VectorWorks9.5.2で確認されている障害と制限事項です。
障害については改善できるよう引き続き努力して参ります。
しばらくご容赦くださいますようお願い申し上げます。

○障害
■器具のラベルを設定メニューコマンド
・「ラベル設定の追加」ダイアログで、入力するラベル名に日本語を使用した場合、ダイアログを閉じるOKボタンが押せなくなることがあります。ラベル名にはなるべく半角英数文字をお使いください。

・Mac版のみ、「ラベル設定の追加」ダイアログで、ラベルに追加する項目を選ぶリスト欄でスクロールバーでのスクロールがスムーズに行えません。表示されているリストの最下段の項目を選ばないとその下のリストを選ぼうとする際にスクロールがうまく動きません。リストの下にある項目を選ぶには、表示されているリストの最下段を一旦選択してから目的の項目を選んでください。

・器具に付けたラベルをドラッグして移動させるとき、単位の精度が小数点以下2桁以上でないと、移動させることができません。ラベルを移動させるときだけ図面の単位の精度を小数点以下2桁以上に変更してください。


■図枠ツール
・Mac版のみ、図枠ツールの設定ダイアログで入力した文字が、図枠に反映されないときがあります。
消えてしまった該当の項目をデータパレットで再度入力してください。日本語を使用した場合、一度では反映されないことがあります。そのときは入力を繰り返してください。


■一覧表作成メニューコマンド
・ヘッダー(ヘッダータイトル)のフォントが指定したフォント以外で作成され文字化けすることがあります。文字化け、フォント違いの場合には、ワークシートメニューの「文字」メニューでフォントを指定しなおしてください。

・単位設定がメートル系のファイルで実行すると、集計表の矢印の大きさが適正に作成されません。作成後、属性パレットのマーカのサイズ変更にて修正を行ってください。

・「器具の台数情報」にはヘッダーがつきません。後からヘッダ部分を記入し直してください。

・「一覧表作成」メニューコマンドで作成するワークシートのフォント指定ダイアログにインストールされていないはずのフォント名が表示されることがあります。インストールされていないフォントは使用しても他のフォントに置き換えられ文字化けすることがあります。お使いのPCにインストールされているフォントを選択してください。

・「一覧表作成」メニューコマンドで用紙の単位を再設定しないと設定ダイアログに表示される単位が(in)のままとなっています。単位を設定してから実行するか、作成後にデータパレットで編集してください。


■マルチサーキットに変換メニューコマンド
・複数の図形を「マルチサーキットに変換」した後、図形を一つだけ選択して移動すると他のグループ化された図形も移動しますが、「取り消し」を行うと選択していた図形にしか取り消しが実行されません。



○制限事項
■器具のラベルを更新
・配線ツールによって配線されている器具「Two-Fer Object」についているラベルは「器具のラベルを更新」を実行しても更新されません。データパレットの「Show Label」のチェックボックスに再度チェックを入れ直すと更新されます。


■編集用ワークシートを作成メニューコマンド
・「編集用ワークシートを作成」メニューコマンドはLighting Deviceが配置されていないレイヤで実行するとVectorScriptエラーが表示されます。エラー内容自体は、機能に影響していませんので無視してください。エラー表示が気になる場合は、Lighting Deviceが配置されているレイヤで実行してください。


■カーテンツール、トラスツール
・設定ダイアログに、「長さ」項目を入力して画面をクリックだけして配置すると、データパレットに情報は表示されますが、画面上には何も表示されません。クリックではなく、必ずドラッグして描画してください。


■Goboツール
・Field Angleに7°以下の数値が入力されている場合、Lightの位置がクリックした位置と離れてしまいます。通常の器具では7°以下にすることはほとんどないと思いますので影響は少ないはずです (「アイリス」という特殊な器具を使用することで、照射角度を1°まで絞ることが可能とは思いますが...)。ただし、今後5°まで絞れる器具も発売されるという噂も聞き及んでおります。今後の課題とさせていただきます。ご了承ください。


■Goboツール
・照明器具シンボル内のファイルに登録されている照明器具シンボルは形状を優先して作られていますので、これらにGoboを指定して利用すると光源からの光を遮ってしまうものがあります。光源からの光を遮らないように編集するには、照明をクラスなどを使い非表示にしたり、ソリッドを3D多角形に変更して余分な面を削除したり、照明の位置を変更するなどの方法があります。


以上