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[製品仕様・技術情報]

VectorWorks10.5用 「SPOTLIGHT」の障害と制限について(2004.2.18)

SPOTLIGHT for VectorWorksで確認されている障害と制限事項です。
障害については改善できるよう引き続き努力して参ります。
しばらくご容赦くださいますようお願い申し上げます。

○障害

■一覧表作成メニューコマンド
・Windows版のみ、ヘッダー(ヘッダータイトル)のフォントが指定したフォント以外で作成され文字化けすることがあります。文字化け、フォント違いの場合には、ワークシートメニューの「文字」メニューでフォントを指定しなおしてください。

・単位設定がメートル系のファイルで実行すると、集計表の矢印の大きさが適正に作成されません。作成後、属性パレットのマーカのサイズ変更にて修正を行ってください。

・「一覧表作成」メニューコマンドで用紙の単位を再設定しないと設定ダイアログに表示される単位が(in)のままとなっています。単位を設定してから実行するか、作成後にデータパレットで編集してください。


■配線ツール
・描画したTwo-Fer-Objectの「Gang by」のポップアップを「Channel」から「Dimmer」さらに「Circuit」へ変更すると、照明器具のデータパレットの「Dimmer」、および「Circuit」の値が「Channel」へ入力した値に変更されてしまいます。


■作成されたワークシートについて
・Windows版のみ「椅子を整列配置」「一覧表作成」や赤ペンツールの「修正内容の一覧を作成」などワークシートを自動作成するツール、コマンド実行時、作成されるワークシートの文字がフォントメニューの最初の文字になるため、文字が横になったり日本語が化けたりします。


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○仕様と制限
■一覧表を作成メニューコマンド
・「一覧表作成」ダイアログの詳細設定ボタンを押して表示される「一覧表の設定」ダイアログで、ページ設定の「フォント」デフォルトは英語のままです。

・「一覧表作成」ダイアログで、その他の集計から「色・フォーカス別集計」の設定ボタンを押して表示されるダイアログの集計表の大きさの単位はVectorWorksの単位設定に関わらず常にmmで表示されます。

・ダイアログの「その他の集計」欄の「器具の台数情報」および「色割リスト」の「吊り元別に集計」にチェックを入れて集計すると、吊り元別ではなく、シンボル名別に集計されます。
また「Light PositionObj」のデータパレットの「PositionName」別に集計されるべきである「SymbolName」ごとに集計されます。


■編集用ワークシートを作成メニューコマンド
・「編集用ワークシートを作成」メニューコマンドはLighting Deviceが配置されていないレイヤで実行するとVectorScriptエラーが表示されます。エラー内容自体は、機能に影響していませんので無視してください。エラー表示が気になる場合は、Lighting Deviceが配置されているレイヤで実行してください。


■カーテンツール、トラスツール
・設定ダイアログに、「長さ」項目を入力して画面をクリックだけして配置すると、データパレットに情報は表示されますが、画面上には何も表示されません。クリックではなく、必ずドラッグして描画してください。


■トラスツール
データパレットで「折たたみ式」チェックボックスにチェックを入れると「上下ラチスの寸法」フィールドの値が0になりますが、再度チェックを外した時に「上下ラチスの寸法」フィールドの値が0のままで元にもどりません。再度数値を記入し直してください。


■Goboツール
・Field Angleに7°以下の数値が入力されている場合、Lightの位置がクリックした位置と離れてしまいます。通常の器具では7°以下にすることはほとんどないと思いますので影響は少ないはずです (「アイリス」という特殊な器具を使用することで、照射角度を1°まで絞ることが可能とは思いますが...)。ただし、今後5°まで絞れる器具も発売されるという噂も聞き及んでおります。今後の課題とさせていただきます。ご了承ください。

・照明器具シンボル内のファイルに登録されている照明器具シンボルは形状を優先して作られていますので、これらにGoboを指定して利用すると光源からの光を遮ってしまうものがあります。光源からの光を遮らないように編集するには、照明をクラスなどを使い非表示にしたり、ソリッドを3D多角形に変更して余分な面を削除したり、照明の位置を変更するなどの方法があります。


■照度計ツール
・SPOTLIGHT for VectorWorks 9.5バージョンで作成したファイルは、そのままでは器具の照度を測定することができません。測定方法の詳細はマニュアルを参照してください。


以上