大震災から、1年が経とうとしています。
私どもは、復興支援の1つとして復興事業に携わる方々に、VectorworksとFastTrack Scheduleを寄贈させていただきました。現地へ赴き、現場の状況を伺いながら、ソフトの操作説明も合わせて行ってまいりました。緊急を要する仮設住宅の設計、震災で壊れた集落の再建、高台移転のプラン作成等、具体的案件から国や自治体の方針を待っての計画等さまざまでしたが、「一日も早い復興を」という想いで支援活動を行ってまいりました。
私は現地でお話を伺うたびに、私たちの役割はこの復興に関わる方々の活動を応援することだ、との思いを強くしながら、活動を続けてまいりました。

本稿では、復興支援でVectorworksを寄贈させていただいた方の中から、具体的な活動をされている方のご紹介をしてまいります。中には、ご自身も被災され仮設住宅で活動をはじめられた方もいます。このレポートを通して、みなさまに少しでも「復興の槌音」を感じていただければ幸いです。

  平成24年3月
エーアンドエー株式会社
代表取締役社長 内田 和子