はじめてのSDK
Windows編
1.Vectorworks SDKをインストールします
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(1) Vectorworks SDKをこちらからダウンロード。
SDK 2016の「Download for Win64」をダウンロードして下さい。
※Vectorworks SDKのご利用にあたり注意事項もご覧ください。

(2) ダウンロードしたVectorworks SDK(zip形式)を任意のフォルダに解凍する
以上でVectorworks SDKのセットアップは完了です
2. Visual Studio 2012にVectorworks SDKテンプレートをインストールする
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1.でVectorsworks SDKを解凍したフォルダの「SDKLib/ToolsWin/SDK Plug-in Wizzard」からInstall_VectorworksSDK_VisualStudio_Wizard.msiを実行
インストーラが起動しますので、先に進みます

3. Vectorworksプラグインを生成する
※本手習い帖では「Visual Studio Professional 2012」を利用しています。無償版(Visual Studio Express)での動作については未確認です。
(1)Visual Studio 2012を起動しプロジェクトを作成する
【手順は次の通り】a.Visual Studio 2012を起動し新しいプロジェクトを作成

b.プロジェクトダイアログが表示されたら、インストールされたテンプレートの中から【Visual C++>>Vectorworks SDK】を選択する。 このとき、名前、場所、ソリューション名は任意の名前パスを設定する

c.Vectorworks SDK Plug-in Wizardダイアログが表示されたら、必要なパスの設定をする。

d.図4-2の「Finish」ボタンをクリックするとVC++のプロジェクトの作成が完了します。
(2)プログラムをビルドしVectorworksプラグインを生成する
※本バージョンではビルドの際に幾つかエラーが発生します。対策は下記を参照してください。
またはこちらより修正済のプロジェクトをダウンロードしてお使いください。
ダウンロードしたプロジェクトを使用する場合はプロジェクト(ファイルパス等)の設定変更が必要になります。
【対策方法】
○プロジェクトのプロパティを開き「構成プロパティ >> C/C++ >> 全般 >> 警告をエラーとして扱う」を"いいえ"に変更

○プロジェクトのプロパティを開き「構成プロパティ >> リンカー >> 全般 >> 追加のライブラリ ディレクトリ」にライブラリパス「../../../SDKLib\LibWin64\$(Configuration)」を入力

○プロジェクトから以下のファイルを修正してください。
・ExtMenu.cpp:18行目の"static SMenuDef_"を"SMenuDef"に修正(アンダーバーを削除)
・ExtObj.cpp:17行目の"static SParametricDef_"を"SParametricDef"に修正(アンダーバーを削除)同様に"SParametricParamChc_"、"SParametricParamDef_"からもアンダーバーを削除
・ExtTool.cpp:17行目の"static SToolDef_"を"SToolDef"に修正(アンダーバーを削除)
ソリューション構成(Release/Debug)、プラットフォーム(Win32/x64)毎に上記の対応が必要となります。
またはこちらより修正済のプロジェクトをダウンロードしてお使いください。
ダウンロードしたプロジェクトを使用する場合はプロジェクト(ファイルパス等)の設定変更が必要になります。
【対策方法】
○プロジェクトのプロパティを開き「構成プロパティ >> C/C++ >> 全般 >> 警告をエラーとして扱う」を"いいえ"に変更

○プロジェクトのプロパティを開き「構成プロパティ >> リンカー >> 全般 >> 追加のライブラリ ディレクトリ」にライブラリパス「../../../SDKLib\LibWin64\$(Configuration)」を入力

○プロジェクトから以下のファイルを修正してください。
・ExtMenu.cpp:18行目の"static SMenuDef_"を"SMenuDef"に修正(アンダーバーを削除)
・ExtObj.cpp:17行目の"static SParametricDef_"を"SParametricDef"に修正(アンダーバーを削除)同様に"SParametricParamChc_"、"SParametricParamDef_"からもアンダーバーを削除
・ExtTool.cpp:17行目の"static SToolDef_"を"SToolDef"に修正(アンダーバーを削除)
ソリューション構成(Release/Debug)、プラットフォーム(Win32/x64)毎に上記の対応が必要となります。
a.(1)で作成したプロジェクトファイルから、ソリューション構成(Release/Debug)、プラットフォーム(x64)を指定する。
b.ビルドメニューから「ソリューションのビルドまたはリビルド」を実行しエラーが発生していないことを確認します。
c.出力された実行ファイルを確認します。

ビルドされた実行ファイルは3.(1)c.の「Output Root Path」で指定されたフォルダ内に出力されます。 出力ファイルは次の通りです
・VWPluginWiz1.vwr:メニューの名前などを保持するリソースファイル
・VWPluginWiz1.vlb:Vectorworks対応形式のプラグインDLLファイル
※下線部は3.(1)b.で指定した名前になります。
以上でWindowsのVectorworksプラグインの生成は完了です。次はプラグインの動作確認をしましょう。