今週のマリオネット バックナンバー
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ブラインドオブジェクト
Parametric Books
今回紹介するのは、縦方向のブラインドを生成するマリオネットオブジェクトです。このブラインドオブジェクトは、データパレットから総丈、スラットの高さ、スラットの幅、スラットの角度を変更することができます。マリオネットネットワークでは、ブラインドのほぼすべての部分をパラメータで変更することができるように、ブラインドを構成するスラットやロープなどのパーツを"Rect"ノード"Circle"ノード"Extrude"ノード等で作成し、それらを適当な座標・角度で組み合わせています。また、各パーツに"SetClass"ノードを用いて別のクラスを設定しおり、それぞれ違う模様やテクスチャを自由に切り替えられるようになっています。
このオブジェクトではパーツの位置を調整するのに、DomCが作成しフォーラムサイトで共有されている"PutByRefPt"ノードを使用しています。パーツごとにオブジェクトを作成した場合にあとで位置を調整するには、"Move"ノードや"Rotate"ノードなど操作カテゴリのノードが標準で用意されていますが、位置揃えなど考慮しながらネットワークを作成すると複雑なって少し大変です。"PutByRefPt"ノードは座標の指定・位置揃え・図形の回転をオールインワンにした便利なのノードで、今回紹介したオブジェクト以外でも使用されているのをよく見かける人気のノードです。
フォーラムサイトでは"PutByRefPt"ノード以外にも便利なノードが多数共有されています。自分の目的にあったノードをみつけて、マリオネットネットワークの設計をよりスムーズに行いましょう。
(2016/06/14)
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