研究開発

今週のマリオネット バックナンバー

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ワークシートからグラフをつくる

今回は、ワークシートを操作するノード群を活用してグラフを作成する例を紹介します。 まず次の記事にアクセスしてワークシートを操作するノード群(vwxファイル)を入手します。 

ノード群が登録されたvwxファイルをライブラリのMarionetteフォルダに配置します。これで、マリオネットツールのノード一覧にワークシートノード群が追加されます。

今回の例では、10行×10列のセルに数値データが入力されたワークシートを用います。"SelectWorksheet"ノードに名前を入力してワークシートを取得します。マリオネットネットワークではこのワークシートから値を10×10コのデータを取得し、取得した値を高さに持つ柱状体をセルの位置と対応した座標に配置することで3Dのグラフを作成します。

"GetCellValue"に値を取得するセルの番地を入力しますが、(1,1)(1,2)...(2,1)(2,2)...のようにm行×n列の番地をつくるには"Mix2"ノードが便利です。m行×n列の番地のデータを作成するには、"Mix2"ノードのデータパレットでListMatchingオプションを"CrossReference"に設定し、この"Mix2"ノードに[1,2,...,m]と[1,2,...,n]の配列データを入力します。作成した番地データを縮尺などに応じて乗算し座標データを作成し、この座標の位置に作成した四角形と取得したセルの値を"Extrude"ノードに入力して柱状体を作成します。

おまけですが、乱数を用いて柱状体に色を設定しています。"Random"ノードを用いて、柱状体の数だけランダムなRGBデータを作成し"SetFill"ノードに柱状体とRGBデータを入力します。

ワークシートのデータをマリオットで活用するには、ワークシートノード群と"Mix2"ノードを使いこなすことが重要です。これらのノードの詳しい使い方も今週のマリオネットや手習い帖のページで紹介していきます。

(2016/05/23)

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