研究開発

今週のマリオネット バックナンバー

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パンフレットスタンド

brochure holders

マリオネットオブジェクトは、複数図形のグループ図形をコントロールジオメトリに設定することができます。ネットワークで図形を取得するには、単一の図形の場合と同様に、ControlGeometryノードを使用します。グループ図形の場合は、ControlGeometryノードのあとに、Contentsノードを接続することで、内部の図形を取り出すことができます。

今回紹介するのは、DomCによる、グループ図形をコントロールジオメトリに使用したパンフレットスタンドのマリオネットオブジェクトです。スタンドの各パーツの断面4種と、パンフレットの形状をコントロールジオメトリに設定しています。ネットワーク内部では、それぞれの断面をパス図形に変換して、パーツを作っています。パス図形の位置や長さは、幅、高さ、段数、角度など、可変なパラメータにより決定しています。各段に、パンフレットをきれいに整列するのに、図形を参照点についてソートするオリジナルノードを使用しています。サンプルの各パラメータを変更する様子は動画でも紹介されています。

また、彼は記事の中で、Passノードを使用したネットワーク作成の工夫を紹介しています。

  • ワイヤーを分配するために使用する
  • ワイヤーを流れるデータの種類を確認するのに使用する
  • ラッパー内のPassノードに名前を設定することで、Passを通過する値をラッパーの外に表示する
  • ネットワークのまとまり毎にPassノード接続しておくことで、他のまとまりの変更や追加によって、ネットワークを修正することなく管理する
  • オブジェクトの順序管理に使用する

彼のネットワークでは、上で紹介したグループ図形をコントロールジオメトリに設定した場合の内部図形の取得方法や、Passノードの工夫をはじめ、比較的簡単で有用なオリジナルノードなど、マリオネットネットワーク作成において参考にできるポイントが多々あるので、確認してみましょう。

(2016/02/26)

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