今週のマリオネット バックナンバー
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太陽電池パネル:ファイルの情報を読むマリオネットスクリプト
Photovoltaic Panel: A Marionette script that reads the Vectorworks file
マリオネットの良い点のひとつは、マリオネットのシステムがVectorworksでの設計環境に統合されているということです。つまり、2D/3Dの作図やオブジェクト、レンダリングなど、Vectorworksの様々な機能に相互にアクセスすることができます。
今回紹介するのは、Vectorworks社RobertAndersonによる、マリオネットからオブジェクトにアクセスするサンプルです。サンプルでは、ドキュメント内の太陽光設定オブジェクトから取得した方角と緯度をもとに、最適な角度の太陽電池パネルを描画します。サンプルネットワークでは次のような処理を行っています。
- 太陽光設定オブジェクトを探す
- 太陽光設定オブジェクトから、方角と緯度のパラメータを取得する
- 方角と緯度からパネルの最適な角度を求める
- 柱状体ノードからパネルを作成する
- パネルを求めた角度で回転させる
このネットワークを参考にすれば、Vectorworksのプラグインオブジェクトからパラメータを取得して、その値をもとに別の図形を作図するという仕組みが実現できます。また、マリオネットで作図したオブジェクトは、Vectorworksの図形なので自由に編集できます。このように、設計過程をマリオネットと連動させれば、より効果的・効率的な設計が期待できます。
(2016/02/02)
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