デザインワークフロー

THERMORenderのデザインワークフローは、とても使いやすく、かつ詳細に設定できるよう設計されています。3DCGを作成時のテクスチャように熱物性値データを設定したり、気象条件を気象庁データから利用したりと、導入後でもすぐに熱環境デザインをはじめられます。

使いやすいモデリング

モデリングには他の解析系製品のように、使いにくい専用の作図ツールを利用する必要はありません。

THERMORenderは、デザインCADとして定評の高いVectorworksを利用しているため自由にモデリングを行うことができます。また、Vectorworksの持つ建築分野向けの機能を利用することで、短時間かつ効率よくモデルを作成することが可能です。さらに豊富なデータ互換機能を利用し、DWGやDXFなどを取り込んでモデルを作成していくことも可能です。

また、GISから取り出したShapeファイルをもとに、3D化と部位仕様の設定が同時に行えます。Shapeファイルでなくとも、高さなどのレコードが付加された2Dオブジェクトでも可能です。

GISから取り出したShapeファイルをもとに3D化


簡単に設定できるデータ設定済み部材

THERMORenderには、あらかじめ熱物性値データがプリセットされた建材が100種類以上登録されています。

また、これらを組み合わせた「壁」や「屋根」、熱負荷計算に用いる「床」なども登録されているため、3Dモデルに設定するだけで簡単にシミュレーション用モデルを用意することが可能です。もちろん、個々の材料を組み合わせて新たな断面を追加したり、全く新たに材料を作成することも可能です。


より現実に沿った気象データ

THERMORenderでは、気象条件を細かく設定することが可能です。全国主要5都市(東京、名古屋、仙台、大阪、福岡)4シーズン分の標準的な気象データを搭載し、作業の手間を軽減できます。

さらに、気象データ変換機能を利用し、「気象庁WEB気象データ」や「拡張アメダス気象データ」、「標準気象データ」を取り込み、シミュレーションに利用できるため、地域性を考慮したシミュレーションが行えます。

準備ができたらすぐに計算開始

シミュレーション用モデルは、任意の精度でメッシュ化することが可能です。あとは、測定日、測定場所などの条件を設定すれば、すぐに計算を開始することができます。マルチスレッド対応により高速に解析を行い、必要とするさまざまな視覚データの生成が可能となります。


HIP(ヒートアイランドポテンシャル)

HIP(ヒートアイランドポテンシャル)※1は、「当該敷地が大気に対してどれくらい熱的負荷を与えているかを評価する指標」です。THERMORender ではこれをテキストデータとグラフで算出することができます。これらのデータから、開発前の敷地と開発後の敷地から、どれだけの顕熱負荷(大気を温める要素)の増減があるかを評価することが可能です。※2

  1. HIP(ヒートアイランドポテンシャル)は、東京工業大学 名誉教授・梅干野晁氏が提唱。
  2. HIPで開発対象地を評価することで、ヒートアイランドの形成要素の内の「全表面からの顕熱」の増減を評価することができ、緑化や高反射・保水材料を用いた場合の効果を数値的に見ることが可能です。

MRT(平均放射温度)

MRT(平均放射温度)は、全方向から受ける熱放射を、平均化して温度表示したものです。THERMORender ではこれをサーモグラフィーにより視覚化することで、屋外空間のどの位置で熱放射を多く受けるかをビジュアルで確認することができます。建物や地面からの熱放射は、その表面温度に依存し、空間形態と構成材料により直接的に規定されるため、対策効果が計りやすい要素と言えます。

  • MRTは屋外生活空間滞在者の熱的快適性に大きな影響を及ぼします。体感温度には直達日射や風などの影響が加わります。

ワークフロー

THERMORenderのデザインワークフローは、とても使いやすく、かつ詳細に設定できるよう設計されています。

 詳細 

ビジュアライズ

THERMORenderは計算結果をもとに、さまざまなビジュアル表現を行うことが可能です。研究への活用、都市の計画事業などにも利用いただけます。

 詳細 

Vectorworks

2D/3Dのシームレスな作図機能に、彩色豊かなプレゼンテーション、リアルなレンダリングなど、デザイナーの設計環境を支援する汎用CADソフトウエアです。

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