ユーザ事例 & スペシャルレポート

イギリス映画界ではじめてコンピュータ技術を前面に利用したというセットデザインにVectorworksが貢献した。


映画「007 カジノ・ロワイヤル」製作に活躍したVectorworks DX

ジェームス・ボンド映画の第21作目「007/カジノ・ロワイヤル」制作にVectorWorksが活躍しました。

近年の007シリーズに多かったハイテク満載のテイストから、本作は原点回帰したような上質なハードボイルド映画に仕上がっています。ピアース・ブロスナンに続き、「ミュンヘン」などに出演したダニエル・クレイグが6代目ジェームス・ボンドを襲名。1953年に出版された同名の小説が原作となり、最新作にして、“007”シリーズの原点となる作品を演じました。これまで語られることのなかったジェームス・ボンドが誕生するまでの物語となっています。

これまでジェームス・ボンド映画を手がけてきたEONプロダクションは、イギリス映画業界のセットデザインで常識的であった鉛筆やT 定規を使用した手作業を一新。ジェームス・ボンド新時代を切り開く為に、イギリス映画界ではじめてコンピュータ技術を全面的に利用しました。

これにあたりアートディレクター、スティーブン・ローレンスは、VectorWorks DXを採用。007の最初の任務となる激しい追跡シーンとして使用された建築現場のセットデザインをはじめ、キーポイントとなるシーンで使用された大型旅客機、ファイナルシーンの建物や小物のセットデザインなどでVectorWorks DXが力を発揮しました。

アートディレクター:スティーブン・ローレンスは語っています。

「Lawrence says VectorWorks gives anyone using it an edge in the industry. He had tried other CAD programs, but when he began using VectorWorks, there was no contest.」

「これまで様々なCADを試してきたが、VectorWorksを使用してからはもう迷う事はなかった。VectorWorksを使用する人は、その業界で優位に立つ事ができる」

監督:マーティン・キャンベル

アートディレクター:スティーブン・ローレンス

出演 :ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン、マッツ・ミケルセン ほか

配給 :ソニーピクチャーズ

※ 英語版の事例、およびPDFはNemetschek Vectorworks社のリリースからご覧ください。

(2006年12月)

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