教育・トレーニング

夏のVectorworksソリューションセミナー/東京

第6回

   


ソリューション1

『イデア建築研究所におけるLANによるMac簡易データサーバーの運用事例』

近藤 弘文 氏

小規模事務所で設計業務を安心して便利に行うための、Macintoshによるデータ管理とバックアップについて、ネットワーク構築の手順からご講演頂きました。

事務所内にネットワーク構築をしておく事のメリットとして、データの共有化による作業の効率化、作成データのバックアップなどがあります。特にバックアップについては近藤氏自身のデータが消えてしまった経験から重要視され、合計4台のHDを使用して2種類のバックアップを行う方法について解説。

また、コピー複合機を使用したネットワーク活用事例ではFAX・書類のペーパーレス化により省スペースを実現、管理検索の利便性も紹介されました。

日常業務によりついつい後回しになりがちな事務所内のネットワーク環境整備ですが、近藤氏のすぐにも実践出来そうな丁寧な説明を聞いて、見直しを考えられた方も多かったのではないでしょうか。

【参加された方からのコメント】

  • ネットワーク環境の充実ぶりに感心した。
  • 参考になりました。

   


ソリューション2

『3Dパース上達の一工夫』

浜中 章 氏

元々、手描きで透明水彩画を描かれていたという浜中氏、「パソコンの素人だった自分がここまで出来た」ということで、デーパートの化粧品ブースなど様々な作品をご紹介いただきました。

Vectorworksの使い始めは、思う様な結果にならず苦労した部分も多かったそうです。浜中氏ならではの「結果を想像して作成していく、こうでなければいけない、ではなくどうしたら欲しい効果が得られるかを考え色々試してみる!」というお考えと数々の経験から得たテクニック(白を綺麗に表現する為のテクスチャの設定や光源の設定、ガラスのエッジ部分を上手く表現する為の工夫、無駄な作業を繰り返さない為の操作法など....)をご説明いただきました。

実務では、モデリング中に訂正依頼が多いが、Vectorworksは図面の修正が楽に行なえるのでお客様の要望にスムーズにお答えできるとCADの有効性についてもお話いただきました。

【参加された方からのコメント】

  • 繊細な表現に感心した。
  • 自分でも少しやってみようという気持ちになりました。

   


ソリューション3

『点・線・面から立体へ 3Dビジュアリゼーションによるデザイン手法』

柴田 映司 氏

柴田氏ご自身がVectorworksをどのようにとらえているかを
Vectorの頭文字を取り『Visibility& visualization(分かりやすさ、視覚的に優れる)』、『Emotional(感情に訴える操作性)』、『Consistency(機能的一貫性=使いやすさ)』、『Three-dimension(立体的感覚を刺激する)』,『Operational(機能を確実に果たす安定性)』,『Recommendation(自信を持って推薦できる)』と解説され、
そしてVectorworksを核としたデータの互換性を図を元にご説明頂きました。

それぞれのジャンル別に今迄に手掛けられた3D作品をご紹介頂きました。自動車のモックアップ用3D、曲線の多い工業製品の金型用3D、カッティングされたダイヤモンドの3D、身近な物ではフォークの3Dなど。まるでなぞなぞでも解くかように、作成する過程をそれぞれ操作しながらご説明頂きました。完成された作品を見て"感銘"し、作成方法を聞いて"関心"し、そしてなぜ今迄その方法に気がつかなかったのだろうと、"感慨"にひたるセミナーでした。

【参加された方からのコメント】

  • 3Dモデリングの活用の可能性に驚きました。
  • 非常に質が高くすばらしかった。

   


ソリューション4

『数値地図を利用したCAD地理情報システム』

上村 和延 氏

地図データをVectorworksを用いて、活用する手法をご紹介いただきました。まちづくりに必要な基礎調査(例えば国勢調査などのデータ)をCAD上で表現する。地図データの取り込み機能は以前より可能ではありましたが、実際に活用されている方からのお話は初めてで、受講された方々は、しきりに関心されるばかりでした。

作業手順としては、Vectorworksに地図データを取り込む→必要データを手直し→VectorScript取り出し→VectorScriptを編集→VectorScript取り込み→結果、地図図形にそれぞれの情報(レコード)が適用され、地図上で人口分布図を色別に分けたり、柱状体にし人口分布を高さ別に表現する
一連の流れを実演いただきました。

この方法を使えば、防災計画、地価、雨量、防犯データ管理等、様々な
シミュレーションができ、近い将来は単なるCADの枠を超えた幅広いジャンルで活用される状況を垣間見たようでした。

【参加された方からのコメント】

  • とても広がりを感じさせるセミナーでした。参考になりました。
  • 非常に将来性があると感じました。