はじめて「味噌煮込みうどん」を食べたときは、「こんなに美味しいものがあったのか!」と感動しました。関東地方でも「煮込みうどん」は、うどん・そば屋の定番なので、何となく「味噌煮込みうどん」を知った気になっていましたがそれは大間違い。素晴らしい「発見」だったのです。
中京地方特有の「豆味噌」を用いたコクのある味、それに負けないほどの鰹だしの豊穣な香り、その出汁を吸った固めのうどん、そして、白いご飯。炭水化物+炭水化物というタブー的な組み合せですが、冬の冷めきった体に幸福というエネルギーを与えてくれました。
名古屋での新製品発表会は、おなじみのルーセントタワーです。ここの地下に「味噌煮込みうどん」のお店があり、名古屋の新製品発表会では必須の昼食となっております。

名古屋といえば、自動車産業を中心とした製造の都市です。私は、大野耐一氏の著した「トヨタ生産方式」を読み、常識を疑うこと、考えることへの大きな示唆を受けました。「従来のフローをひっくり返して考える」「つくりすぎない」など、当時(1978年初版)としてはかなり斬新なアイデアが満載です。
現場には沢山のヒントが溢れており、それに気がつき(発見)、カイゼンしていくことが大きな成功へと導いているようです。豆腐と納豆の話も目から鱗、よく考えればその通りと思うのですが、気がつけば膝を打つこと間違いありません。ネタバレになりますので、豆腐と納豆の話は同書をお読みください。

毎年のことですが、新製品発表会名古屋には、製造系のユーザー様が多くいらっしゃいます。
Vectorworks2015は、「STEP(Standard for the Exchange of Product model data)」ファイルに対応しましたので、製造系のフロントエンドCADとしての活用も期待ができます。
X_TやSTEPだけでなく、上位パッケージになればかなり多くの3Dファイルデータを共有できるようになっています。囲い込むような旧来の考え方ではなく連携することが重要です。
「自分の強みは何なのだろうか?」。
門外漢で効率が落ちるのであれば、自分より効率良く仕事をこなす人にお願いするのが最も効率的です。そのかわり、自分しかできないもの、自分が最も強みとするものは徹底的にやる。

ファイルのIN/OUTを多く持つVectorworksは、そんなことを問いかけているように感じます。

P.S
仙台行きの飛行機は欠航しました。新幹線の手配などバタバタです。果たして無事に仙台に着くのでしょうか。

名古屋開催を終え、東京経由で仙台を目指す新幹線の中より。
2014.12.17
ソリューション販売推進課 竹口太郎