教育・トレーニング

過去の試験について 〜第6回マスター認定試験 講評〜


第6回マスター認定試験データ
実施日 2014年10月25日(土)
合格率 50%
最高点 筆記 96点
実技 93点

講評

全体的に過去問題を充分学習されてきた結果、筆記と実技共に高得点を記録することができました。
基本的な操作であるクラスとデザインレイヤの理解度は高い反面、シートレイヤになると若干得点が低くなっています。シートレイヤは便利な機能ですので、日常的に使うことをお勧めします。
また、マスター試験では「ツールマクロ」や「図形選択マクロ」など高度な設問も出題されます。覚えておくと作業効率が上がりますので、是非ご自身で設定してみると良いでしょう。

筆記試験

筆記試験では過去最高の96点を記録するなど、過去問題を充分に学習された結果が反映されました。
全体的に高得点ではありましたが、環境部門で出題された設問(Q2 デザインレイヤの縮尺)の中で『縮尺を変更した場合、図形につけた模様も縮尺に追従して表示される』が低い正解率でした。
属性パレットから選択できるハッチングの種類も多様なため模様の使用頻度が低くなったと推測されます。
学習方法としては過去問題を操作確認しながら理解することが高得点へと繋がりますので、過去問題は必ず目を通していただくことをお勧めします。

実技試験

実技試験では、多くの出題が過去問題のアレンジだったため、過去問題を充分に学習したかどうかが、分かれ目となった結果となりました。
基本部門では3Dモデリングの得点が低く、通常において3D機能を使用していない状況があるように感じました。また、活用部門の中ではワークシート(csvデータ:Excelデータの取り込み)の正解率が40%でしたが「dxfデータ」の取り込みは全員正解でした。dxf、dwgデータ互換は日常的な操作であることが伺えました。
今回は解答の時間配分が上手にされてほぼ目を通して頂きましたが、ケアレスミスであろう解答もありました。自信のある解答も最後にもう一度見直すことが重要でしょう。


試験問題と模範解答のダウンロード(対象バージョン:Vectorworks2012、2013、2014)
筆記試験(一部掲載)
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実技試験(一部掲載)
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