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過去の試験について 〜第5回マスター認定試験 講評〜


第5回マスター認定試験データ
実施日 2013年10月19日(土)
合格者 なし
最高点 筆記 72点
実技 64点

講評

筆記試験では全員が合格でしたが、実技試験ではかなり苦戦され70点以上の合格ラインに達することが出来ず、今回は残念ながら初めて「合格者 該当なし」という結果となりました。

苦戦が目立った機能は筆記と実技共通にシートレイヤ、ビューポートの編集に関わる問題でした。シートレイヤもデザインレイヤやクラスと同様便利な機能ですので、充分理解することが重要です。 本試験は過去に出題された問題や、アレンジ問題は必ず数問は出題されますので、設問の傾向を理解する上でも過去問題を繰り返し復習されることをお勧めします。

筆記試験

各部門の過半数割れもなく筆記においては全員「合格」の結果となりました。特にシートレイヤ、ビューポート、3Dの作図編集の設問やFundamentals活用部門のレコード、Renderworks部門でのテクスチャの設定に関する正解が全体的に低い結果となりました。シートレイヤ、ビューポートについては、Vectorworksの中で特に便利な機能であるため、普段の作図にも効率的にご利用頂ければ、理解が深まることと思います。 合格ラインの7割以上はクリアされていますが、今回出題によっては正解率が0%という項目もあり、前回同様広い操作知識の習得が課題と言えるでしょう。

実技試験

出題数は例年よりやや少なく全39問での実技試験でした。5回を迎え1問につきあまり時間をかけられないという意識はあるものの、どうしても1つの問題が気になり時間不足で全問解答ができない結果となりました。ビューポートの編集はデータパレット内での編集となりますので、普段から意識して操作されるとよいでしょう。

また1点でも多く得点できるよう問題の条件を良く理解することが必要です。例えば、Fundamentals基本(問10)では、指定された寸法通りに3D図形を作図するのですが、条件3には「表示を斜め右のビューにする」とあります。寸法通りの図形でなくても「斜め右」で保存していれば1点の加点となりますので、落ち着いて問題を良く読み解答することが重要です。


試験問題と模範解答のダウンロード(対象バージョン:Vectorworks2011、2012、2013)
筆記試験(一部掲載)
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実技試験(一部掲載)
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