過去の試験について 〜第4回マスター認定試験 講評〜
第4回マスター認定試験データ | |
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実施日 | 2012年7月29日(日) |
合格率 | 26.6% |
最高点 | 筆記 76点 |
実技 91点 |
講評
3回分の過去問題を何度も復習されている事がよく現れ、筆記も実技も前回の平均点より10点以上を上回る採点結果となりました。特に各部門別では配点の少ないDesigner、Renderworks部門は良く学習されていました
反面、Fundamentals活用部門のワークシート機能については、筆記・実技共、得点できておらず今後の学習の重点箇所となることでしょう。ワークシートは図形と連動して数量を数えたり、面積を算出するなど便利な機能ですので、試験に関わらず是非使って頂くことをお勧めします。
筆記試験
Fundamentals基本部門の拘束ツール、変形ツール、回転体の機能などはこれまでの傾向として得点の低い問題でしたが、過去問題を充分に学習されたようで、最低点が70点以上という高得点の採点結果でした。
合格ラインの7割以上はクリアされていますが、出題によっては正解率が0%という項目もあり、広い操作知識の習得が課題であるようです。
具体的には、環境部門の線の太さ、基本部門の不要情報消去とハッチング編集があげられます。ハッチングは編集することはもちろんですが、新規作成ができますので、日頃からどのような設定があるか操作してみるとよいでしょう。
実技試験
前年同様に1問あたり3分ペースで解答するボリューム。今回は配点数の少ない部門から、解答する方も見受けられ全問に目を通す工夫がなされていました。
その反面、1つの問題にこだわってしまい時間切れの方もいました。たとえ7割以上の正解でもバランス良く解答できなければ不合格となりますので、ある程度のところで判断する事も大事です。
また実技の問題は、地道な作業を繰り返すことを求めたものでなく、クリック1つでできることを求める問題がほとんどです。例えばF基本ー009は、アイドロッパーツールを使うことで、それぞれの元データの属性パレットを開かなくても簡単に割り当てる事ができます。使ったことのないツールやコマンドもどのような機能かを知っている事が合格への近道となります。
試験問題と模範解答のダウンロード(対象バージョン:Vectorworks2010、2011、2012) | |||
筆記試験(一部掲載) |
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実技試験(一部掲載) |
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