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過去の試験について  〜第3回マスター認定試験 講評〜


第3回マスター認定試験データ
実施日 2011年7月30日(土)
合格率 27.3%
最高点 筆記83点
  実技71点

講評

過去2回の問題を参考にされ、全体的にペース配分を考えての解答となりました。筆記、実技ともFundamentals環境部門においては十分に理解されている反面、基本部門、活用部門とRenderworksは、少し苦戦された印象がありました。

基本操作の理解と複数の機能(ツールやコマンド)を組み合わせて解答する出題があったことが、苦戦の原因だったようです。日頃から効率の良い操作方法を意識して1つの機能を繰り返し作図していくのではなく、組み合わせを考えて操作してみることをお勧めします。

筆記試験

Fundamentals環境部門と基本部門は過半以上が出来ているのに対し、その他のFundamentals活用、Designer、Renderworks部門では正解が低かった結果となりました。

ただ、基本部門の『線の分割方法』に関する問いでは、コマンドとツールに勘違いされた方が多く見受けられ、特に「線分を切断」コマンドの問い(問7の1)では正解率が0%でした。「線分を切断」コマンドと「切断」ツールは操作方法や結果が異なりますので、出題文をよく読んだ上で解答されると良いでしょう。

すべての部門で過半数以上の正解が必要です。Designer、Renderworks部門の機能も出来るだけ使用し、合格基準を満たすよう学習することをお勧めします。

実技試験

ペース配分については過去問題の傾向から、解答時間がかかると判断した問題はスキップして、全問に目を通す工夫をされていました。

しかし、途中から解答に集中するあまり、気になる出題には時間をかけてしまい、すべてに目を通すことができなかった方も見受けられました。

配点の少ない部門での不正解は、合否に及ぼす影響が大きいため、Designer部門、Fundamentals活用部門、Renderworks部門あたりから解答をするのも1つの方法です。

時間をかければ解答できる問題だと思いますが、決められた時間内に効率よく作図出来るよう、日頃からツールやコマンドを十分理解していくことが重要ではないでしょうか。


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筆記試験(一部掲載)
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実技試験(一部掲載)
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