- 始めに、VectorWorksとVectorTreeのバージョン対応は、以下の通りです。
VectorWorks
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VectorTree
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v8
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v2.0
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v9
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v2.5
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v10〜11
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v2.7
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v12
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v2.9
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▼v2.7からの変更点 (2006.04)
- v2.0〜v2.7に付属の「VT_DataEXPORT」で書出したVectorTree v2.0〜v2.7のデータファイルは
v2.9の「VT_DataIMPORT」でVectorTree v2.9へ読み込むことができます。 その場合は、変換確認のダイアログが出ます。
- v2.9の「VT_DataEXPORT」で書出したデータファイルはVectorTree v2.9専用です。
VectorTree v2.0〜v2.7やv2.0〜v2.7の「VT_DataIMPORT」では使用することができません。
- 今までmm固定だったVectorTreeの単位が、VectorWorks本体の単位設定(mm、cm、m、インチ、フィート等)に連動するようになりました。ファイルの単位
設定を変更しても、VectorTreeのサイズが一定に保たれます。
- v2.9の「VT_DataEXPORT」で書出したデータファイルは単位の情報を内包しています。異なる単位
が設定されているファイルへデータファイルを読み込む場合にも、v2.9の「VT_DataIMPORT」が自動的に単位
合わせをして読み込みます。
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新規、変更パラメータ
Contents中の新規、変更パラメータの箇所には「New12」が付いています。以下の項目が追加変更分になります。
- 樹木・H
- 樹木・C
- 主枝・突出ピッチ
- 主枝・互性ピッチ
- 小枝・突出ピッチ
- 葉・幅空間ボリューム
- 葉・縦空間ボリューム
▼v2.5からの変更点 (2003.02)
- データライブラリはVectorTree2.5と2.7では相互に互換します。 データライブラリのデータフォーマットは共に2.5の形式を用いています。
したがってDataImport、DataExportのバージョンは2.5のまま変更無しです。
- H(樹高)とW(葉張り)のデータパレット計測の方法が少し変更されました。
- データパレットの不要パラメータを隠す事ができるようになりました。
- 基本樹木パラメータが22種に増えました。
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新規、変更パラメータ
Contents中の新規、変更パラメータの箇所には「New10」が付いています。以下の項目が追加変更分になります。
- 樹木・H・W(実サイズ表示)
- 「実サイズ計測」ポップアップで計測された値が「H= W= 」の形式で表示されます。
- 実サイズ計測
- ポップアップで「計測」を選ぶと、生成された3D樹木のわりと正確な樹高と平均的な葉張りが「樹木・H・W(実サイズ表示)」パラメータ内に表示されます。
- ランダム関数を使って枝を描画しているため、同じスケールでも計測の度に微妙にサイズが変わります。
- 樹木詳細パラメータ
- 主幹詳細パラメータ
- 主枝詳細パラメータ
- 小枝詳細パラメータ
- 葉詳細パラメータ
- チェックすると各パラメータが表示されます。チェックを外すと各パラメータが非表示になります。
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▼v2.0からの変更点 (2002.06)
- v2.0に付属の「VT_DataEXPORT」で書出したVectorTree v2.0のデータファイルは
v2.5の「VT_DataIMPORT」でVectorTree v2.5へ読み込むことができます。 その場合は、変換確認のダイアログが出ます。
- v2.5の「VT_DataEXPORT」で書出したデータファイルはVectorTree v2.5専用です。
VectorTree v2.0やv2.0の「VT_DataIMPORT」では使用することができません。
- 「VT_Scaler」はVectorTree v2.5に内蔵されました。
- モデル精度にデータ量を極めて少なくできるプリミティブ形状のボリューム表現が加わりました。
- Hのパラメータ入力数値と実際のデータの高さの違いが少なくなるようにコードを見直しました。
ただし、ヤシ系の場合は幹自体の高さをHとしました。
- H(樹高)とW(葉張り)の実際のサイズがデータパレットで計測できるようになりました。
- 針葉樹の葉の付き方を十字と一字の2種類に分けました。
- ヤシ系の葉の付き方を組み込みました。
- 葉の詳細形状を現物に近い形状へ修正しました。又、5つの形状の追加を行いました。
- 針葉樹にも葉の空間密度パラメータが適用されるようになりました。
- 葉の向きをある程度正しい角度で指定できるようになりました。
- 基本樹木パラメータが21種に増えました。
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新規、変更パラメータ
Contents中の新規、変更パラメータの箇所には「New」が付いています。以下の項目が追加変更分になります。
- モデル精度
- 2つ追加されました。
- 「4-遠景2」枝の密度はパラメータの50%、小枝は無しになります。
- 「5-背景」単純なプリミティブ形状のボリューム表現です。パラメータ「樹形」の形を再現します。
- 樹木・樹形
- パラメータ「モデル精度」の「5-背景」の形状を決めます。
- 以下の4つのパラメータがあります。
- 「円錐形」「円柱形」「杯形」「球形」
- 樹木・データファイル
- 無くなりました。
- データファイルの名称は「VT_DataEXPORT v2.5」で書出す時に指定します。
- 樹木・スケール
- 「VT_Scaler v2.0」と同じ全体のバランスを保った拡縮機能です。
- ただし他のパラメータの数値は変更されません。
- 樹木・H(実サイズ)
- ポップアップで「計測」を選ぶと、生成された3D樹木の正確な樹高が表示されます。
- ランダム関数を使って枝を描画しているため、同じスケールでも計測の度に微妙にサイズが変わります。
- ポップアップに登録された実測サイズの履歴は、ファイルを閉じると自動的に消去されます。
- ここの数値を変更してもオブジェクトのサイズは変更されません。
- 樹木・W(実サイズ)
- ポップアップで「計測」を選ぶと、生成された3D樹木の平均的な葉張りが表示されます。
- ランダム関数を使って枝を描画しているため、同じスケールでも計測の度に微妙にサイズが変わります。
- ポップアップに登録された実測サイズの履歴は、ファイルを閉じると自動的に消去されます。
- ここの数値を変更してもオブジェクトのサイズは変更されません。
- 葉・葉形状
- 3つ追加されました。
- 「2-針葉樹平」1-針葉樹は葉の断面が十字になりますが、2-針葉樹平は葉の断面
が一字になります。 従来の1-針葉樹に比べて葉のデータ量が半分で済みますので、描画が早くなります。
- 「3-ヤシ」ヤシ系の葉のつき方をします。小枝が無くなり、主枝に直接針葉状の葉が付きます。
- 「4-ヤシ扇状」ワシントンヤシやシュロの葉のつき方をします。小枝が無くなり、主枝に直接針葉状の葉が付きます。
- 葉・詳細形状
- 形状の見直しを行い、より現実に近いものに修正しました。 又、5つ追加されました。
- 「7-欠刻浅」 「8-三出複葉」 「9-心形」 「10-倒皮針形」 「11-ユリノキ」
- 葉・空間密度
- 針葉樹やヤシの精度0〜1にも適用されます。
- 「1」から数値が多くなるほど、葉の密度が増します。
- 葉・葉面向き
- v2.0の「葉面上向き」から変更になりました。
- 「0」葉面は小枝の角度に直角のままです。v2.0の「葉面上向き」をチェックしない場合と同じです。
- 「90」葉面は正面を向きます。
- 「120」「150」葉面は正面と上の中間角度になります。
- 「180」葉面は上を向きます。v2.0の「葉面上向き」をチェックした場合と同じです。
- 枝や小枝の回転角度等に影響を受けるため、葉の角度は完全には再現されません。