研究開発

パラメトリックなパネルをつくる(2)

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第2章 パラメータに応じて柱状体を回転する

パラメータに応じて柱状体を回転させてパネルの形状をつくります。またマリオネットオブジェクトのデータパレットにパラメータを追加します。


パネルの設計の条件「主風向パラメータの角度で平面回転する」と「南中高度パラメータでスリットを設ける」を満たすため、次のように考えます。

  • 柱状体を2つ用意する
  • 1つの柱状体を主風向で回転し、もう1つを南中高度で回転する
  • 主風向の柱状体を南中高度の柱状体で削り取りスリットを設ける

第1章で作成したマリオネットオブジェクトの中に入りネットワークを編集します。
「ControlGeometry」ノードの出力からファサードが概形を取得し、その図形に厚みを与えてベースの柱状体とします。 その柱状体を「Rotate」ノードを用いて主風向および、南中高度のパラメータで回転します。主風向はZ軸について、南中高度はX軸について回転します。


主風向および南中高度のパラメータをマリオネットオブジェクトのデータパレットに表示します。 データパレットに表示するには内包するネットワークでパラメータ入力用のノードに名称を設定します。


データパレットでパラメータを編集すると、内包するネットワークのプログラムが最実行されてマリオネットオブジェクトの見た目に反映されます。


各パラメータを地域季節によって目的にあった値に設定してパネルのベースになる柱状体の形状を調整します。