研究開発

風配図をつくる(1)

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第1章 16方位の円弧図形を作成する

風配図のベースとなる16個の円弧を作成します。


16方角分の円弧を描くには、円弧図形を作図する「Arc」ノードを16回繰り返します。
「Arc」ノードの"StartAngle"ポート・"SweepAng"ポートに16方位の角度のリストを入力することで、「Arc」が角度を変えながら回繰り返し実行されます。


「Arc」ノードに入力する16方位の角度のリストを「Series」ノードを用いて用意しましょう。
「Series」ノードは"start"の値に"step"の値を"count"回だけ加算しながら値のリストを作成します。
"satrt"にRealノードで0度、"step"にRealノードで22.5度(360度の16分割)、"count"にIntノードで16を入力します。


作成した角度のリストをデバッグモードで確認してみます。

「Series」ノードから16方位の角度のデータが出力されているのを確認できます。

次に「Arc」ノードに入力する円弧の開始角度(StartAng)と円弧角(SweepAng)の値のリストを作成します。ここでは円弧角を18.5度として各方位の角度から16個の円弧図形それぞれの開始角度を計算します。引き算のノード「Sub」を用いて計算します。

  • 開始角度 = 方位角 - 8.5
  • 円弧角 = 22.5 - 4


作成した値のリストを「Arc」ノードに入力することで16個の円弧図形が作図されます。

最後に、作成した円弧の見た目を少し調整します。
円弧図形に輪郭線を表示するために「Convert to Polygon」ノードを用いて多角形に変換します。 「Convert to Polygon」ノードは変換した元の図形が図面上に残るため「Delete」ノードにつないで削除しておきます。
変換した図形に「Attribute」ノードで色を付けます。このノードは入力した図形に「Attribute」ノードのオブジェクトに設定した属性がそのまま反映されます。


これで風配図のベースは完成です。