研究開発

はじめてのマリオネット(1)

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第1章 球の構造物をつくる


マリオネットツールをつかって作図に挑戦します。今回は上の図のような球状の構造物を作成します。
次のような手順で作図します。

  • 球をつくる
  • 球を等高線で輪切りにする
  • 等高線に厚みを与えてスラブ化する

マリオネットで作図を行うためにマリオネットツールのノード一覧から各手順に必要なノードを選択します。
各手順の処理をVectorworksに命令するため次のようなノードを用意します。


各ノードを図面上に配置するには次のように行います( 球を作図する「Sphere」ノードの例 )。

  • 基本パレットから「マリオネットツール」を選択する
  • 「挿入モード」を選択し、「選択中のノード」プルダウンでノード一覧をひらく
  • 「ソリッド」カテゴリから「Sphere」ノードを選択
  • 一覧からノードを選択した状態で図面上をクリックする

まず手順1の球をつくります。球を作図する「Sphere」ノードに加えて球を「どこに」「どの大きさの半径で」で作図するかを入力するためのノードを用意します。 「どこに」に対して座標を入力する「Point3」ノードと、「どの大きさで」に対して実数値を入力する「Real」ノードを配置します。


必要なノードを配置したら入力用のノードを選択してデータパレットから値を設定します。
ワイヤーで接続してネットワークを作成します。入力用ノードの出力ポート上でクリックしてワイヤーをのばし、「Sphere」ノードの入力ポート上でクリックします。


ネットワークのプログラムをデータパレットの実行ボタンから実行します。

球が図面上にひとつ作図されました。


「Sphere」ノードから出力される手順1の結果(球図形)を次の手順2の等高線を作成する「Contor」ノードに入力しまたその結果を次の手順につないでいきます。

これで各手順が順番に実行され球状の構造物が作図されます