木造住宅設計の建具に特化したプラグインで、Vectorworks Architect、Vectorworks Design Suiteの製品で無償にてご利用いただけます。本プラグインは、Vectorworksにインストールすることで、木造の建築設計、特に木造BIMにおける設計で、日本仕様の建具を配置、図面化することができるVectorworks専用のプラグインです。日本でよく使われる建具を12種のツール(ドア・窓・シャッター・フォールディングなど)として提供します。各ツールはパラメトリックオブジェクトとして、大きさは規格サイズやユーザ任意のサイズに変更することができ、パラメーターの変更によって建具のスタイルをカスタマイズすることもできます。
木造建具ツールで配置した窓のスペースに接する窓と窓ガラス面積計算、壁の構成要素の木造建具への回り込みにも対応しました。
スペースオブジェクトに関連付けられている外壁へ窓オブジェクト挿入した場合、スペースのラベルに「窓面積」「ガラス面積」、およびスペースに対する「窓面積の比率」が表示できるようになりました。
対象の窓:引き違い窓、装飾窓A、装飾窓B、出窓、大開口フォールディング、大開口スライディング
12種すべてのオブジェクトで、壁の構成要素を開口部内側へ回り込ませることができるようになりました。壁仕上げをリアルに表現することができます。
2D/3Dの表示はもちろん、様々なパラメーターを制御しながら建具作成が可能です。
一般的に使われる規格サイズで配置することはもちろん、自由に大きさをパラメーターで変更することができます。変更した形状は3D建具の表示にも反映されます。
木造建具ツールのオブジェクトについて、一覧表を作成する機能を搭載しました。どの建具を一覧表へ記載するかは、レイヤごとに設定が可能です。姿図を含み、表のパーツはグループ図形で作成されるので、直接編集することもできます。
木造建具オブジェクト12種類に対応したデータタグスタイルを追加しました。建具記号や建具種類など情報表示の図面レイアウトの自由度が向上しました。
ストーリの高さ基準および、オブジェクトの配置基準を設定するパラメータを新たに追加しました。これにより、任意のストーリ上に上端を基準にしてオフセットさせるといった配置ができるようになりました。