教育・トレーニング

第10弾
APA スペシャルWebセミナー開催ー【プログラミング編】ー

APA(A&A Vectorworksプロフェッショナルアドバイザー)が講師となってインターネット上で行うスペシャルWebセミナー第10弾の終了レポートです。

APA スペシャルWebセミナー【プログラミング編】

『VectorScript実践セミナー』
     第3回【ファイル入出力、レコード】

開催日:第3回:5月13日(水)
時 間: 10:00〜11:30・13:30〜15:00 (各回共通)

講 師:株式会社治郎吉商店 白石 亘 氏 (APAメンバーページ)

第3回目は、「図面上の図形情報を書き出す」、「シンボルの数を数える」、「ファイルから情報を読み込んで図形を作成する」、「レコードを付ける」、についての解説と手順のご紹介をしていただきました。

今回も、前2回分の復習を兼ねてVectorScriptのレファレンスの見方や A&AのホームページのVectorScript情報ページの他、VectorScript Language Guide(ランゲージガイドPDFのダウンロード) についてご紹介されました。

1.図面上の図形情報を書き出す-【ファイル出力】-
図形を図形情報として書き出すには、ハンドル移動ルーチンで座標値を取得してテキストファイルに書き出します。例えばレイヤが3つ用意しているVectorworksデータがあり、テキストファイルに書き出しするプログラムを実行すると、(レイヤ−1、レイヤ−2、レイヤ−3)というテキストデータが 作成されます。テキストデータは、エディタソフトでもExcelでも開けます。 テキストデータにある数値は各図形の四隅の座標値を書き出ししています。この場合、文字列であるとか、円、シンボル図形の区別はなく座標値のみを書き出します。

 
 

2.シンボルの数を数える

前回ご紹介したハンドル移動ルーチンの応用例です。Vectorworksのデータ内に、配置されているシンボルを数えるプログラムとして実行すると、ダイアログが表示され数値を確認することができます。

 

 


 
3.ファイルから情報を読み込んで図形を作成する-【ファイル入力】-
書き出しした図形情報を再度読み込むと作図されたデータは、四隅の座標値のため円や文字などはすべて四角形として元図形と同位置に作図されます。
 
4.レコードを付ける
プログラムで作成した図形にレコードを付けることにより、作成した図形と区別できるようにします。
図形が持つ座標や線の太さや色などの情報の他に、CADで利用する以外を想定した図形情報以外のものを設定(名称、単価、コメントなど)し情報を与えることができるものがレコードです。例えば同じシンボルでも、レコードが付いているものと付いていないものの識別ができるようになります。プラグインオブジェクト等で使用することもできます。
レコードを付け、作図された図形と通常の作図をした図形が識別できるように印(フラグ)をつけておくと、図形を指定し編集や削除するなど作業が容易にできるようになります。
 

最後に、『最初からプログラムを記述することが難しく感じられる方は、まずサンプルのソースコードで言語の意味を確認し、変更や追加でどのような結果になるか触っていただければ構造が理解できると思います。ご自身が作ったプログラムが動いて便利に感じられるようになると、次はこんなことができるようになるんじゃないか、こうやれば楽に作業ができるのではないかと、楽しくなってくると思います。』とアドバイスされました。今回、セミナーに参加された方はプログラミングが身近に感じられたのではないでしょうか。

 
今回もプログラミングの論理構造をはじめわかりやすくご説明いただき、参加された方からは、
 「内容はかなり高度でしたが、プログラムの手順などが分かりました。」
 「難しいが参考になりました。」
 「積算実務等で必要な動作をプログラム化する上で、とても参考になりました。」
と感想を頂きました。
 
 3月より全3回を講師をしていただきました白石様、参加されたみなさま、ありがとうございました。

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