Vectorworks Fundamentals

Vectorworks Fundamentalsは、2D/3D汎用作図機能に、プレゼンボード作成機能や図面と連動できる表計算機能など数多くの基本作図機能を搭載したVectorworksシリーズの基本製品です。

さらに、年間契約型プレミアムサービス「Vectorworks Service Select」を契約すると、クラウド上でのレンダリングなどの契約者専用サービスを利用できます。

搭載機能ピックアップ

機能を搭載している製品を各プロダクトマークで表記しています。白抜きされたマークは、同機能が搭載されていない製品です。

F…Fundamentals 
A…Architect 
L…Landmark 
S…Spotlight 
D…Design Suite 

レイヤ・クラス

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Vectorworksには、ドローイングソフトで馴染みのある「デザインレイヤ」に加え、部材の種類分けなどに利用可能な「クラス」を持っています。レイヤとクラスをうまく使い分けることで、プロジェクト内の各オブジェクトを自由に仕分けることが可能です。建物を例にとると、各階をレイヤで分け、建材ごとにクラスを割り当てます。こうすることで、「1階の壁」や「2階の床」といった具体的なオブジェクトの指定ができます。


基本作図

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Vectorworksでの作図は直感的です。作成したい図形のツールを選択し、画面上でクリックすることで作成できます。直線以外の図形はすべて面属性を持っているため、フローリングの上にテーブルを作成する場合、隠れる部分を削除することなく、テーブル図形を重ねるだけで表現できます。

また図形同士の重なり順や切り貼りによって、シンプルな形状から複雑なものまで作成可能です。


属性設定

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線図形と面図形は、その属性として「ラインタイプ」や「カラー」「ハッチング」「グラデーション」「イメージ」などを定義できます。また、RGB、HSV、CMYKでの色指定が可能なほか、「不透明度」や「ドロップシャドウ」を表現でき、表情豊かなプレゼンテーションを支援します。


サブディビジョンサーフェス機能

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VectorworksにはPixar社のオープンソースプロジェクト「OpenSubdiv」を利用した「サブディビジョンサーフェス」機能も搭載されています。プリミティブな形状から、あるいはソリッドオブジェクトから滑らかな曲面を持った3Dモデルを作成可能です。滑らかさも5段階で調整できます。


シーンレンダリング

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シーン全体の効果には「環境光」や「間接光」を活用し、影の表現には「ソフトシャドウ」や「アンビエントオクルージョン」を指定することで、奥行きをもたせたシーンレンダリングを実現します。

バージョン2024からはシェイドレンダリングの改善により、リアルタイム処理で無制限の影と被写界深度などカメラエフェクトの表現ができるようになりました。


レコードフォーマット

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Vectorworksのあらゆるオブジェクトには、設計者が「レコードフォーマット」を使って任意のデータを割り当てることができます。割り当てられたデータはオブジェクト情報パレットで適宜修正でき、「ワークシート」に集計可能です。またオブジェクトと双方向に連動するデータベースとしても活用でき、ワークフローのどこでも設計に関わる情報を可視化できます。


プレゼンテーションシート

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デザインをまとめ上げる場所は「シートレイヤ」です。デザインレイヤ上のオブジェクトを「ビューポート」として配置し、注釈などを追加しながら設計図書を仕上げることができます。画像の配置も可能で、プレゼンテーションボードとして利用可能です。ビューポートはデザインレイヤと連動しているため、設計変更の場合は、ビューポートを更新するだけです。


取り込み・取り出し

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DXF、DWG、さらにDWFといった汎用CADデータの取り込み/取り出しができ、3DモデルとしてはOBJ、STEP、STLなどに対応しています。バージョン2024ではDWG取り込み/取り出し機能が最適化され、面倒なファイルのクリーンアップが不要になります。

またワークシートはExcel形式の取り込み/取り出しが可能で、Vectorworksで作成した一覧表を表計算アプリケーションに渡すことができます。


シェイドレンダリングサンプル


Vectorworks 2024の新機能

Vectorworks 2024に新たに搭載された
機能の一部を動画でご紹介します。

利用環境で選択できる製品タイプ

Vectorworksはスタンドアロン版とネットワーク版の2種類の製品タイプをご用意しております。お客様の環境や運用状況によって製品タイプを選ぶ事が可能です。詳しくは「製品タイプ」をご覧ください。

スタンドアロン版 ネットワーク版
インストール可能台数

1ライセンスで2台のパソコンにインストール可能

  • 同時起動はできません

インストール台数の制限なし

  • 同時稼働数をサーバーで管理
起動認証

インターネット経由のアクティベーション

  • 90日間はネットワークから切り離して利用可能

同一LAN内のサーバー用コンピューターでの認証

  • 最長30日間のライセンス持ち出し機能が利用可能
ライセンス管理方法 インストールするパソコンごとにライセンス管理 サーバーでライセンス一括管理
その他
  • インターネット接続環境が必須
  • 正式シリアル発行はユーザー登録が必須
インターネット経由のアクティベーション
購入単位

1ライセンスから購入可能

5ライセンスから購入可能

  • 追加ライセンスは1本から購入可能
利用シーン
  • オフィスと外出用パソコンの2台持ちで利用したい
  • リモートワーク
  • 個人の設計事務所
  • 複数の部署間で共同利用
  • サーバーで全ライセンスを管理したい
  • 学校のパソコン教室など

機能比較 / データ互換表

Vectorworks各製品別の搭載機能比較を確認できます。また取り出し、および取り込みの互換ファイル形式も製品別に確認できます。

Vectorworks 2024 評価版

Vectorworks製品の新規購入やバージョンアップをご検討のお客様は、無償の評価版をお試しください。評価版ではVectorworksの性能・機能をお試しいただけます。

トレーニング / サポート

オンラインで受講可能な学習サイトVectorworks Universityやチュートリアルファイルのダウンロード、各種トレーニングセミナーなど、Vectorworksを学ぶための様々なリソースをご提供しています。

テクニカルサポートでは、Vectorworksをはじめ、よくあるご質問と、その回答を製品別に掲載しています。ぜひご利用ください。