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[製品仕様・技術情報]

Windows環境で、QuickTime7.7.5がインストールされているとSimTreadが正しく動作しない現象について(2014年4月16日掲載)
Windows環境のQuickTime7.7.5がインストールされた環境で、SimTreadが正しく動作しない現象が確認されております。QuickTime7.7.5環境下でSimTreadの解析実行を行った場合、以下のエラーが表示されます。
これは、QuickTime7.7.5以降より標準インストールで「QuickTime for Java」がインストールされなくなったことが原因です。
お手数となりますが、以下のいずれかの手順をご参照の上、ご対処頂きますようお願い致します。


▼QuickTime7.7.4以前のバージョンを利用する

ご利用のVectorworksの対応バージョンとなるQuickTimeをご利用ください。
(QuickTime7.7.4以前では「QuickTime for Java」が標準インストールされるため、本現象は発生しません)
各Vectorworksに対応したQuickTimeのインストーラは、Vectorworksのインストールディスク内に収録されています。
旧バージョンのQuickTimeをインストールする場合は、あらかじめ既にインストール済みのQuickTimeをアンインストールしてから行ってください。

なお、各Vectorworksの正式対応QuickTimeバージョンは以下の通りです。
 ・v2014:QuickTime 7.7.0 ~ 7.7.3
 ・v2013:QuickTime 7.7.0 ~ 7.7.2
 ・v2012:QuickTime 7.6.0 ~ 7.6.9
 ・v2011:QuickTime 7.6.0 ~ 7.6.6
 ・v2010:QuickTime 7.5.0 ~ 7.6.2


▼QuickTime7.7.5をカスタムインストールする

何らかの理由によりQuickTime7.7.5以降を利用する場合は、QuickTimeインストール時にカスタムインストールを選択し、「QuickTime for Java」もインストールする必要があります。
以下の手順に沿ってセットアップを行ってください。
  1) すでにQuickTime7.7.5以降がインストールされている場合は、いったんQuickTimeのアンインストールを行ってください。
  2) QuickTimeインストーラを実行します。
セットアップ方法の選択画面で、「カスタム」を選択します。
  3) 「Legacy QuickTime Features」の左側にある+アイコンをクリックして開きます。
「QuickTime for Java」が×マークになっています。
この×マークボタンを押し、「ローカル・ハード・ドライブにインストールされます」を選択してください。


この状態で「次へ」ボタンを押してください。
  4) インストーラの指示に従い、QuickTimeインストールを完了させてください。
  5) QuickTimeのインストールが完了しましたら、続けて必要なファイルをJavaフォルダにコピーしてください。
これより以下の手順は、「SimTread 操作の手引き」内の「2.3.3. QuickTimeのインストール」に記載されている手順と同様です。

まず、QuickTimeフォルダ内の「QTJava.zip」ファイルをコピーします。
コピーするファイル: C:\Program Files\QuickTime\QTSystem\QTJava.zip
  6) コピーした「QTJava.zip」ファイルを、以下のJavaフォルダへペーストしてください。

コピー先のフォルダ:
32bitOSの場合 C:\Program Files\Java\jre ○○○\lib\ext 内
64bitOSの場合 C:\Program Files(x86)\Java\jre ○○○\lib\ext 内

※○○○には、Javaのバージョン番号が入ります。
※「jre ○○○」フォルダは複数存在する場合があります。その場合は、バージョン番号の一番大きい(一番新しい)フォルダについて、この作業を行ってください。どれが一番新しいものか判別できない場合は、全ての「jre ○○○」フォルダについて作業を行ってください。
  7) 以上でセットアップ完了です。
Vectorworksを起動させ、SimTreadが正しく動作するかご確認ください。