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VectorworksBIMデザインの指針
Nemetschek North America社 CEO ショーン・フラハティ氏
同社 Project Architect, Integrated Practice ジェフリー・W・オゥレット氏 |
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講演のトップバッターとして、Vectorworks開発元のネメチェック・ノース・アメリカ社(以下、NNA)、CEOのショーン・フラハティ氏が登場。来春日本でも発売が開始される「Vectorworks2010」とBIMについて語りました。
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Nemetschek North America社
CEO ショーン・フラハティ氏 |
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冒頭、ショーン氏は、「これまで、VectorworksのBIMについて一般的な話をしてきました。今年は、もっと詳細な話をしていきたいと思います。」、「なぜ、詳細なお話しをするかと言いますと、今、"CAD"と"BIM"の融合のまっただ中にいるからです。」と建築設計業界における急速なBIMの成長時期に入っている事を説明し、VectorworksとBIMにとって、重要な要素となる4つのキーワード、" 2Dデザイン性能 "、" 情報付加 "、" カスタマイズ性能 "、" 3Dデザイン性能 "について解説をはじめました。
この中で、" 3D性能 "については、「建築以外の業界CADと比べた際に、特に機械設計CADと比べて、大きな性能ギャップがありました。そこで、より3D性能を強固なものとするべく、開発を進め、この3Dに他のベンダーと差別化するチャンスを見いだしたのです。」と、前バージョンで搭載されたParasolidや、数々の3D機能開発に至る理由を説明しました。
さらに、Parasolidをベースに、2Dと3Dデザイン環境を統合し、よりインテリジェンスになった「Vectorworks2010」の優位性を解説しました。
最後に、ヨーロッパでのBIMプロジェクトの成功事例を紹介し、より具体的なBIMワークフローの解説スピーカーとして、同社にてBIM推進チームに所属するジェフリー・W・オゥレット氏にマイクを繋ぎました。 |
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Nemetschek North America社 ジェフリー・W・オゥレット氏 |
続いて壇上に上がったジェフリー・W・オゥレット氏は、同チームのプロジェクト推進アーキテクトであり、それと同時に建築家のニーズやBIMで必要とする要件を同社のプログラマーに理解させる立場にもある事を説明しました。
「BIMというのは、その言葉通りモデルに情報が付加する事や、それを実現するアプリケーションに焦点が当てられがちですが、これらはBIMの全体像の一部でしかありません。」、
「なぜなら、BIMはCADの進化系としての設計手法の事でもあるからです。」と、BIMテクノロジーやアプリケーションに頼る設計手法だけがBIMではない事を強調しました。
そして、Vectorworksの各機能を使った"CAD"と"BIM"のワークフローの違いを、分かりやすい日本語プレゼンテーション画面を使って詳細に解説し、合わせて、小規模から大規模までのVectorworksBIM事例を紹介し、Vectorworksによって、BIMがより身近なものとなる事を説明し講演を終えました。
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